【DIABOLIK LOVERS】上弦の月2

きめろ ページ26

AのまわりはAからもれでた強い力によりうかつに近寄れない

『……シュウさん？』

「そうだ！わかるか？」

『ダメ！来ちゃダメ！もう遅いの！だってもう……
逃げて……シュウさん』


お願い……とまるで消えるような声で
ニコッと悲しく笑い言うA


シ「……んなことできるか。お前は俺のものだ」

珀「そーんなボロボロでなにいってるの？」

ドゴッ


シ「グハッ…………ｸﾞｯ」

珀亜の蹴りが俺の腹に
いつのまにいやがった……

ｸｿｯもろもらっちまったな……


ガッ…ドガッ……


シ「うっ……がはっ！」

珀亜の蹴りは止まらず
やばい…このままじゃ……


『ダメ！やめて！！』


Aのひと声で蹴りはとまった



珀「その顔その顔！懐かしいねぇ……昔もそんな顔をして僕を見てたよね」

珀亜はAの顎をつかむ

……意識が……ｸｿｯ……めがかすんで……

シ「……Aにさわん……な」

珀「うるさいなぁ」

シ「…っ！！」

ヴァンパイア縛り……ヴァンパイアハンターの力か…………

珀「あんまりその力は使いたくないのに……ねぇA」

『…………ｷｯ』

珀「あーあかわいくない……いいの？そんな態度とって……このままあのヴァンパイア絞め殺してもいいんだよ？」

シ「ああぁ！」


『やめて！！』

珀「ふふん……やめてあげる！…君がぼくと結婚してくれたらね♪」

『けっ……こん……？』

珀「そう！君と僕は結婚して新しい世界の王と王妃になる。そして誰もが幸せに暮らせる世界をつくるんだ！」

『……』


珀亜に手をさしのばされるA


シ「……や……めろ」



珀「今力が強くなってしまった君が、手を握れるのは僕だけだよ？

それに……見てごらん」

珀亜が指さす方にはレイジたちが

ボロボロの姿で戦っている

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レ「これじゃきりがありません」

ユ「Aーー！」

ア「チチナシ！？」

ユ「アヤトくん！きゃっ」

ア「何で来た！」

ユ「だって心配で……」

ア「ﾁｯ……こっちだ！こい！」

容赦ない攻撃が続く

ラ「うっ…………！」

ス「ライト！ぐハッ」

カ「これじゃぁ……もう……」


みんなの体力は限界にきていた

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珀「A……どうだい？あいつらを助けたくはないかい？」


だめだ…A…

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