19.敵にしたくないランク一位 ページ20
中「それが如何した」
俺が聞き返せば『いえ、』と口籠もり俺からすっと目を逸らしたAは薄い笑みを貼り付けた。何かあるんだろうが聞いても教えてくれないだろう。
それに、最近の太宰は何か隠してやがる
序でに首領も。
中「なァA
やっぱお前も気になるか
最近の組織の、妙な雰囲気。……俺は気になってる
嗚呼、太宰の野郎がじゃない。
組織ごと、な？」
そう云えばAは少し目を見開いた。俺と考えが同じだったようで。
『中也君もそう思いますか』
当たり前だ、
お前より長くマフィアにいんだぞ。お前が気づいて自分が気づかない訳無いだろーが。
中「まァな」
『けど、中也君が知らないなら……
教育係ってだけの立場の私が知れる筈無いですもんね
却説、どうしたものか』
太宰君を救うには、付け足して。
探偵風を装って顎の手を当てる彼は中々様になっていた。
だから俺の隣でそういう事すんな。目立つンだから
『でも、森さんも少し莫迦ですね』
楽しげに笑う教師。
此奴が暴言、と云っても莫迦なんていう可愛い言葉だが。何の殺意も感じられない。
多分、多分だが、
今、此奴と俺は同じ考えを持っている。
弧を描くその口をゆっくりと開いた。
『俺を敵に回すのは止めた方が良いのに』
ほら、同じだった。
最近教育係として入ってきた皐月Aという人間。其奴は強かった。
強い、が。俺程じゃ無い。
だけど何故かただならぬ予感がしていた。
『あ、行きましょうか中也君！お寿司、順番来ましたよ』
ガラッと変わる雰囲気に一瞬寒気がしたが、少し面白そうだと思った。
_____首領、
中「おう、」
_____此奴を教育係に留めておくのは惜しい
.
↓新作です↓ヒプマイのものです！
笑えない、どつかれた本拠地。【白膠木簓】
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ルイ - 面白かったです！頑張ってください！大好きです！ (2020年8月2日 13時) (
レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
翠翡(プロフ) - 作者様の色んな作品を読ませていただいております…本当、どれも大好きです……作者様のファンです…！無理せず、更新頑張ってください！(更新される度にお星様を押してるのですが無効化されてしまって…解せぬ…) (2019年8月19日 18時) (レス) id: b9f5a69d57 (このIDを非表示/違反報告)
557*ｺｺﾅ(プロフ) - 新作…！トリップですか！！無理はしないでくださいね…？ (2019年8月18日 21時) (レス) id: 5b405d618a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2019年8月14日 22時
