Smilest 3

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私「…ん〜、何時？」




目を覚ますと、太輔はいなかった




……そりゃあそうか、



仕事行ったよね、忙しいはずだもん





忙しいくせに



来てくれて、ここで一緒に寝てくれてたとか、



どんだけ優しいんだろ





ピッと冷えピタを剥がし、



自分のおでこに触れると熱は下がってる





私「よし！復活！…ゴホッ…うん、後は咳だけ」





汗かいたから、シャワーを浴びようと



部屋を出ると、お味噌汁のいい匂い





私「お母さん、おはよう」



母「あら、おはよ、顔色いいわね」



私「うん、よくなった、
今日買い出し行ってくるね」




明日の打ち上げの買い出しに
行かなくちゃ




母「うん、よろしく。
Aが行った方が商店街の人達
サービスしてくれるからね、笑」



私「ふふっ、そうだね、いっぱい
サービスしてもらお、笑
シャワー浴びてさっぱりしてくるね」



母「……えっ、シャワー？！？」





なんでそんなびっくりするんだろ



まだ治ってないと思ってんのかな？





……





ガチャ！




藤「あ、お先」



私「あ、どうも…………ひぃっ！？？」





上半身裸の太輔が、



タオルでガシガシ頭を……




なにが起きてる？



は？





私「失礼しましたっ！」





母がびっくりしてた理由が一瞬でわかった。





慌てて出て行こうとしたら




藤「Aもシャワーでしょ？笑」




と、ガシッと腕を掴む太輔




私「……いや、あ、後で……ダイジョブデス」




顔を覗き込んでくるから、



逸らす





バクバク……



その濡れ髪と裸は、直視できない





藤「ふふっ、なんでこっち見ないの？」



私「……鼻血がでそう」



藤「中学生かよ、笑」





ガシッと両頬を抑えられ




私「うっ……」




思わず声が出る私に顔を近づけてくるから



目を閉じる





……コツン




あれ？



おでこで熱を確認されてる




私「……」




チューされるかと思ったのに……





藤「下がったな、笑
あれ？期待外れだった？」



私「……別に」



藤「そ？笑」





チュッ





私「……」





いたずらっ子のように、私の口にチュッてして



反応を伺う太輔





藤「目瞑ってよ、笑」



私「さっきは瞑ってた！」





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