Smilest 3

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もうわかってますよ、



これだけ色々言われたら





私「……わたしもです」





でもそこだけは譲れない



洗いものをしてた手をとめ、



まっすぐミワさんに向き合って伝えたら




それも面白くないのか



更に攻撃的な目になった





ミ「教えといてあげる」



私「……」



ミ「明日のベットシーンね、
指示どおりって言ってたけど、嘘よ」





嘘？



演技じゃなかったって事？





ミ「あれが気持ちが入ってないなんて
思えなかった。だから私も応えた。
愛されてるのは、
あなただけじゃないのよ」





そう言い残して、



太輔がいる輪に戻って行った






「今日は本当にありがとうございました
…………Aさん？」



私「……あ、すみません
ぼーっとしちゃって……」





……愛されてるのは、あなただけじゃない





ミワさんの、最後の言葉が



あまりにもショックで



仲良くなったスタッフさんが



挨拶しにきてくれてたのに気づかなかった





「疲れちゃいましたよね？
片づけ手伝いますよ」



私「あ、いえ、大丈夫です。
これだけ片したら、後は明日やるんで」



「それならAさんも一緒に
カラオケ行きませんか？
これから、残ったメンバーで行くんですよ」






┈┈┈┈┈忘れものない？



┈┈┈┈┈あれあいつ帰った？



┈┈┈┈┈カラオケとか久しぶりだなー






楽しそうに店から出てく人達を見送りながら




私「私は大丈夫です、みなさんで
楽しんできて下さい」




そうスタッフさんに告げると




「残念だなぁ、じゃまた」




と帰って行った





ほとんど人がいなくなった店内




「じゃ、先行くからミワさん連れてきてー、
今トイレだって」



藤「いや俺行かないって言ったじゃん、笑」



「だめだよ、主役なんだから、笑」




太輔と俳優さんのそんなやりとりが目に入る





……これは行くよね




さっき朝までとか言ってたし、



お泊まりはなくなったっぽいな、これ




仕方ないってわかってるけど



さっきのミワさんの言葉が



引っかかってる





藤「Aごめん、
ちょっとだけ顔出してくるから、
先俺んち行っててもらえる？」



私「……え？」



藤「ん？」



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