Smilest 3

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じとーっ




藤「なにその目は、笑」



私「ベットシーンに気持ちこめるってなに？」



藤「は、演技だよ、笑
どんなシーンでも本気でやるし、
監督の指示どおりやっただけ」



私「ふーん」



藤「ほら、いいから片づけしてきな、笑
後でね」






食器とか洗いながら



頭の中は、もうミワさんと太輔の



ベットシーンでいっぱいで





私「明日か……」





見れるかな



でもやっぱり見たいしな……





指示どおりやっただけ



って言ってたし、



気にするのはやめよう





それに今日はお泊まりだし



明日はディズニーだし！





そうだよ



デートが楽しくて夜になったら、



きっとドラマの事なんて忘れてる






「ごちそうさま〜」



「今日はありがとうございました〜」





次々と、私に声をかけてくれて



人が帰っていく





そんな中



ミ「ちょっといい？」



またミワさんが私の元にきた





……せっかく考えないようにしてたのに





私「忙しいんですけど」





もうミワさんの話しは聞きたくない





ミ「本当にあなた、藤ヶ谷さんの彼女？
そうは見えないんだけど」





忙しいって拒否したのに



話し出すミワさん



しかも、さっき太輔がいた時と顔つきも違う



なんかものすごく、睨まれてるし





私「ただの店員ですけど、おつきあいしてます」





ただの店員。



きっとこれが聞きたかったんでしょ？




自分は同じ芸能人だし、



自分のほうが似合うって。





でもそんな事は言われなくても



私自身が1番よくわかってる





ミ「ふっ」





むかっ



今鼻で笑ったよね





私「おかしいですか？」



ミ「おかしいわね、
自分が彼にふさわしいと思ってるの？」



私「……おもってませんけど」



ミ「そうよね、
なら早く別れてあげた方がいいんじゃない？
藤ヶ谷さん優しいから
別れたくても今更言えないだけ
なんじゃないかな」




私「……」





たしかに太輔は優しいけど



気持ちがなかったら、そう言ってくれると思う






ミ「わたし、藤ヶ谷さんが好きなの」



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