Smilest 3

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あれ、この匂い……





ガバッ！





私「太輔？！」



藤「……ただいま。笑」





顔をあげると太輔が笑ってる





私「おかえりっ！
もう、びっくりしたぁ」



藤「こっちのセリフだわ」



私「なんでピンポンするの？」



藤「起きてるかの確認？笑」





ギュウッとまたくっついて
胸に顔を埋め思いっきり息を吸う




はぁ、太輔のいい匂い……





藤「入っていいかな？笑」




ぽんぽんって頭を撫でられ、



太輔の胸から顔をあげる




私「ふふっ、いいよ？」




まだ離れないけど……




藤「じゃ、どいて」



私「えーっ！！！」



藤「えーじゃなくて、笑」




リビングへと歩く太輔に着いて歩く




藤「あ、薬飲んだ？」



私「飲んだよ！」



藤「おー、偉いじゃん、笑」




……こどもかっ！





ガチャ！




藤「ん？なにあれ」




リビングのドアを開け、不思議そうに
振り返り私を見る




私「え、なんかある？」



藤「あれ飲んだ？」




あ、ワイン？




私「てへっ、笑」



藤「てへじゃねーよ、笑」



私「見て？気づいたら空になってまちたー」



藤「……まちたって、薬飲んだら酒は
ダメでしょ」



私「あー、そうか！
そうだったかもねー」





なるほど、


だからクラクラしたのか……





ソファーに座ってため息をつく
太輔の隣りに私もくっついて座る




ため息つかれても、太輔の隣りは嬉しい





藤「……ニヤニヤしてるし、笑」



私「うふっっ」





ぶにっ！



私「いひゃっ……」




私のほっぺを笑いながら摘む太輔




藤「ふふっ、ま、いっか。
元気そうだし」



私「はなししぇよ……」





摘むのはやめてくれたけど



今度は両頬を包まれ、



甘い顔で近づいてくる





私「ちゅう？」



藤「そう、だから目瞑って？笑」





目を瞑ると、甘く口づけされた





藤「ふっ、見つけたんだ」



私「ん？」



藤「体操服」



私「見つけた！
何故か太輔の枕が着てたの。なんで？」





着てる体操服を引っ張って太輔に見せると



秘密とか言って笑ってるだけで教えてくれない





私「もう！」




って口を尖らせると、



ぐいっと腕を引っ張っぱられ、



思いきり抱きしめられた。







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