Smilest 3

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二「どっからどうみても
親子でしょ」



横「わかるわ〜、笑
よし、仕込み終わり。
お母さん、これ冷蔵庫いれといて
いいですか？」



母「どうぞどうぞ〜、
空いてるとこ、入れておいてちょうだい」






しかしほんとに綺麗だな



って太輔の女装写真を眺めてたら





〜ピコン♪


太輔からのメッセージが届いた




『遅くなりそうだけど、うちくる？』




え、



夜会えるって事？





私「行くに決まってんじゃん、
いーきーたーい……っと。」




返信すると




〜ピコン♪



『ちゃんと薬飲んでからね。
ほんと遅くなるから先に寝てていいよ』





私「げっ！」





……薬とか別にもういいんだけどな




まぁ、見てないし、



飲んだって言っとけば……





横「Aちゃん」




横尾さんに、ふいに呼ばれ




私「はい？」




見ると、何故かニヤニヤしてる




私「な、なんでしょう？」



横「飲んだの見届けてから帰れって太輔が、笑」




差し出された風邪薬




私「……」




くそぅ



横尾さんを使うとは……




横「はい、お水」



私「あ、後でいい」



横「Aちゃんの後では
聞いちゃダメだって、笑」



私「……」




完全にバレてる



これは、



逃げられないやつだ……






……






私「じゃ、お母さんいってきまーす」



母「いってらっしゃい、
太輔くんによろしくね」





二階堂さんと横尾さんが帰った後



夜まで母と明日の準備をして、



太輔のうちに向かった





はじめて合鍵を使い、部屋に入る




私「うわ〜、彼女っぽい！」




部屋の主がいないとこに


合鍵で入るなんて





でも……何しよう





遅くなるからご飯はいらないみたいだし、



綺麗に片付いてる部屋を



掃除する必要も無さそう





ちょっとだけでもお祝いしようと


買ってきたスパークリングワイン……




私「飲んじゃう？」




帰ってきたら、また乾杯すればいっか





テレビをつけ、ひとり飲みながら



私「あははっ」



お笑い番組を堪能し




ふと思い出した私の体操服




『鍵つかってたしかめて』




って言ってたっけ



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