【名探偵コナン】もう一人の名探偵【劇場版限定】プロローグ

出会い　工藤新一篇 ページ50

2人がひそひそと話している間に、話題は先へ進んでいた。

「それでは、新しい先生を紹介しまーす！」
「小林先生、早くー！」
「はいはい、それじゃ、出てきてー！」
『はーい。…はじめまして！』

教室の戸を開けて、入ってきたのは…

「「「はじめましてー！」」」
「「…え？」」
『中屋Aです！先生、って堅苦しいから、Aおねーさん、でいいよ！』
「なっ…」
「どういうこと…」

Aだった。コナンと哀は驚愕を隠せない。

「A！」
『あ、コナンくん。哀ちゃんも！やっほー！』
「やっほー、じゃねえよ！どういうことだ！？」
『この数ヵ月勉強して、博士の知り合いのツテで、教職員試験を受けたら合格した』
「はあぁ！？オメー、んなこと一言も…」
『ドッキリ仕掛けようと思ったんだよ』
「A、あなたねえ…」
『えへへ。哀ちゃんやコナンくんと、ちょっとでも一緒にいたかったんだもん』
「A…」
「本当、あなたって人は…」

Aはふふ、と微笑んだ。

「Aおねーさん、コナンくんと哀ちゃんと友達なの！？」
「2人とも、Aさんのこと、呼び捨てにしてましたよね！？」
「どーいうことだよ！？」
『吉田歩美ちゃん、円谷光彦くん、小嶋元太くん、だよね？』

コナンと哀を問い詰める3人に、Aは声をかけた。

「俺らの名前、知ってんのか！？」
『ここにいる皆の名前、ちゃーんと知ってるよ！私とコナンくんは、工藤新一っていう共通の友達がいるんだ。だから仲良しなんだよ』
「あの、高校生探偵の！？」
『うん。コナンくんは、新一の遠い親戚なんだ。私は新一と友達で、コナンくんにも何回か会ってたの。今は、蘭ちゃんっていうおねーさんの家で住んでるんだよ！』
「一緒に！？」
『うん！哀ちゃんは、新一の隣の家に住んでるから友達なんだ！』
「ねーちゃん、本当に先生なのか？」
『勿論。まだ14歳だけどね！』

わいのわいのと騒ぎ立てながら、Aはなぜか少年探偵団に入ることになった。元太曰く、〔大人は入れねーけど、ねーちゃんまだ14だもんな！〕という理由である。

そんなこんなで、Aは教師兼少年探偵団保護者役、という立場に立つことになった。

―――
無理矢理終わらせました←

見事にプロローグだけで終了してしまった…！続編へ行きます！！(((
次から、劇場版作品の連載になります！1つの映画につき、丸々1個のお話を使うことになると思います！

それでは皆さん、続編でお会いしましょう！

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