続 人形 -ド一ル-【ハイキュー】

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黒「…………俺？え、俺？」









『だからそうだと言ってるじゃないですか……。』









そこまでビックリしなくても………。









『その……研磨君に見に来てみないかって誘われた日にこっそりと見に行ったんです。バレーの事詳しく知らないけど、見てて凄いなって。間近で見ると迫力あるなって。』









黒「………おう。」









『それで……何故か黒尾さんに目がいったんです。ドシャットする姿が異様にかっこよく見えて……この人のプレーをもっと近くで見たいって……私らしくない事、思ったんです。』









黒「……お、おう？」









『ほら、気になる人が出来るとその人が凄くかっこよく見えるフィルターかかっちゃうって……言うじゃないですか。』









黒「………お、おい待て。それって……。」









『その当時はその感情がよく分からなかったけど……









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今思えば私は黒尾さんに一目惚れ、してたんですね。』









私がそう言うと黒尾さんの顔がみるみる紅く染まっていく。









黒「A、それってつまり……」









赤「あ、A！木兎さん呼んでるからこっち来て。」









『………京治君に呼ばれたので行きますね。』









黒「は！？え、嘘だろ！？」









『呼ばれたのに待たせる訳にはいきません。』









私がそう言うと、黒尾さんが「くそ、赤葦許さん……」と呟いていた。京治君は何も悪くないのに……。









『…………あ、黒尾さん。』









黒「何ですか！？」









『………私の気持ち、伝えたんですから後で黒尾さんの気持ちも教えてくださいね。』









そう言って私は京治君のいる所に向かって足を進めた。









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黒「…………ハ、上等だよ。絶対ェAの顔、真っ赤にさせてやる。」









人形から人間へと変化を遂げた少女。









そんな少女がちゃんとした人間(・・・・・・・・)になって1番最初に覚えた感情は“好き”でした。









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Fin

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