〃 母視点 ページ8
夢月「お母さん、このからあげおっきい！！」
目をキラキラさせながら唐揚げを眺めている。
A「食べたい？」
夢月「食べたい！」
私は１つの唐揚げを皿に取って、
お箸でちいさく分け始める。
レオ「むっちゃんって、唐揚げ好きなんだな〜？」
夢月「うん！」
レオ「リッツはあんまりそういうの食わないから、ちょっと意外だな。」
A「私が唐揚げ好きだからですかね〜？」
そういうところだけ私に似てるからなぁ。
レオ「お、そうなのか！
むっちゃんはリッツとAをバランスよく受け継いでるな〜！」
夢月「おれ、お母さんと好きなもの一緒だよ！」
レオ「そうなのか〜。
一番好きなのは何だ？」
夢月「う〜ん…
ほっとけーき!!」
凛月さんが作るホットケーキ大好きだからね。
レオ「へぇ〜。
じゃあ今度、
美味しいパンケーキ食べられるところに連れて行ってやるぞ〜！」
夢月「ほんと！？」
レオ「ああ！
今度俺が帰ってきたとき、絶対に連れて行ってやるからな！」
夢月「やった〜！！早く帰ってきてね！」
むっちゃんは隣の月永先輩に抱きついた。
レオ「…A…。」
A「？」
レオ「…俺、さっきのセナの気持ちがわかったわ。
こいつホントにフィレンツェに持ち帰りたいっ！！」
A「…は！？」
レオ「お前の息子可愛すぎる〜！！」
先輩はむっちゃんをぎゅうぎゅう抱きしめた。
どういうことだ今のは？？
A「…さっき瀬名先輩、何言ったんですか？」
左隣りの凛月さんに尋ねる。
凛月「むっちゃん持って帰りたいって。
そういえばAがいないときだったもんね。」
A「…夢月が留学を望むなら私は止めません。」
凛月「いやいや、それはセッちゃんの事情だから。
それにまだ６歳なのに留学って早すぎでしょ。
英語全く話せないし。」
A「…そうねぇ。
でも、子供が遠くに行くのは寂しいです。」
凛月「うん。
まずあんな可愛い息子を知らない場所に送る親なんていないよね。」
A「ですね。」
コップに口をつけたとき、
頭が真っ白になった。
凛月「…はぁ…。
俺がお酒飲めなくて良かったねぇ。」
その後、お父さんはぐっすり眠る愛息子と愛妻をふたりとも抱えて帰ったそうだ。
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照山紅葉(プロフ) - 猫愛りあさん» コメントありがとうございます！うわぁぁ、ありがたいお言葉！！私の父もこんなんじゃないです笑もう理想を全部詰め込みました！！りあさんもどうかお父様と仲良くお過ごしください！ (1月22日 18時) (
レス) id: f2a01435b0 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - うん…全部見たけど良い話だわぁ〜！！てか、これ見てて父凛月も可愛いね！うちの父見る時悲しくなってくるわ理想と現実の違いってこの事を言うんだね（失礼すぎワロタ） (1月22日 9時) (レス) @page50 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 何この幸せな世界線見るだけでにやけてる俺がキモい (1月22日 6時) (レス) @page3 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
照山紅葉(プロフ) - 夢咲みなさん» ありがとうございます〜！今後ともよろしくお願いします！ (2023年4月17日 17時) (レス) @page46 id: f2a01435b0 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みな(プロフ) - 面白かったです！続きも気になります！ (2023年4月1日 14時) (レス) @page44 id: dc175acd62 (このIDを非表示/違反報告)
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