俺が15歳のとき ページ43
夢月「最後の大会なのに親二人とも来れないって…。」
真緒「まぁ…仕方ないんだけどなぁ。」
中学生最後のバスケの大会。
昨日から始まり今日で２日目。
本当に最後の試合。
友達の親はみんな来るのに俺の親は来れないと…。
夢月「仕方ないのは分かってるけどさ…
最後なんだよねこれ…。」
学校行事どころか、
部活の試合なんて、一度も見に来なかったお父さん。
お母さんは何度か来てくれたけど、
それでも今日は抜けられない仕事があるらしい。
だから何故かオフのま〜くんが来てくれているわけ。
ま〜くんは今まで色々バスケを教えてくれたわけだし、
最後の試合くらい見てほしいとは思ってた。
真緒「親が２人ともこういう仕事だと、
ちょっと寂しいよな。」
車のハンドルを握って前を向きながら
ま〜くんは言う。
夢月「…慣れてたつもりなんだけどね。
いつも応援してくれてたけど、
一回も俺の姿見せずに終わっちゃうのって
なんか普通に悲しいかも。」
真緒「…そうだな…。
凛月も、毎回行きたがってたよ。」
……え、あのお父さんが？
真緒「『最後くらいは、仕事サボってでも行きたいなぁ…』って。
言ってたけど、まぁ無理だろうな…。」
夢月「…そっか…。」
今日は全部で２試合。
昨日は３試合して３試合とも勝ったのだが、
今日はちょっと手強い相手ばかりだから…。
夢月「無理かもなぁ…。」
「おいおい夢月！何弱気になってんだ！」
「まぁまぁ、俺達のできる範囲で頑張ろ！」
そこそこ仲のいい
…というかいつも一緒にいる２人と、外でアップをしていた。
他の同級生は後輩たちの指導、
後輩たちは点数板とか色々仕事をやってる。
真緒「お、やってるやってる！」
ま〜くんが体育館から顔を出した。
「衣更さん！！」
「こんにちは！」
真緒「挨拶できて偉いな！こんにちは〜！！
アップしてんなら、俺も手伝おうか？」
「いいんですか！？」
ま〜くんは夢ノ咲のOBということもあり、
時々バスケ部にコーチとして来てくれていた。
だから皆知ってるわけだけど、
それにしてもま〜くんすごい人気。
真緒「うっし！近くにゴールあるから、
そこまで済んだらそっちで練習するぞ！」
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照山紅葉(プロフ) - 猫愛りあさん» コメントありがとうございます！うわぁぁ、ありがたいお言葉！！私の父もこんなんじゃないです笑もう理想を全部詰め込みました！！りあさんもどうかお父様と仲良くお過ごしください！ (1月22日 18時) (
レス) id: f2a01435b0 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - うん…全部見たけど良い話だわぁ〜！！てか、これ見てて父凛月も可愛いね！うちの父見る時悲しくなってくるわ理想と現実の違いってこの事を言うんだね（失礼すぎワロタ） (1月22日 9時) (レス) @page50 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 何この幸せな世界線見るだけでにやけてる俺がキモい (1月22日 6時) (レス) @page3 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
照山紅葉(プロフ) - 夢咲みなさん» ありがとうございます〜！今後ともよろしくお願いします！ (2023年4月17日 17時) (レス) @page46 id: f2a01435b0 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みな(プロフ) - 面白かったです！続きも気になります！ (2023年4月1日 14時) (レス) @page44 id: dc175acd62 (このIDを非表示/違反報告)
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