過去編 ページ39
凛月「…ねぇ、これあんたの？」
A「…あ、はい。」
そいつがいるであろう保健室の扉を開ける。
つい先週までは、Knightsのプロデューサーやってたのにねぇ…。
『お前、俺の弟子になるか？』
って誘われたみたいで、
自分はやっぱり医者になるって…。
レッスン以外であまり話すことはなかったし、
別に寂しさもなんともなかったんだけど…。
A「す、すみませんわざわざ！」
凛月「…え？」
お礼を言おうとしたら逆に頭下げられたんだけど…。
どういうこと？
A「わざわざ学校まで来させてしまって…
それと…余計なことしましたよね…。」
ちょっと待って。
俺はどんだけクズだと思われてんの？
凛月「別に余計なこととか思ってないんだけど…。
俺が風邪引かないように貸してくれたんでしょ？
寧ろお礼言おうとしてたんだよ。
…ありがと。」
Aは少し驚いた顔をした。
凛月「あんただって、
こんな雨の中上着も着ないで寒かったでしょ？
ちゃんとこれ着て帰りなよ。」
そう言って俺は
彼女に上着を渡して保健室を出た。
真緒「凛月〜！悪い！遅くなった！」
凛月「ほんとにおっそいま〜くん……
…え。」
ま〜くんと一緒に帰れる日。
ま〜くんの隣には何故かAが。
あ、これ絶対一緒に帰るやつだ…。
嘘でしょ…。
真緒「もう暗いし、女の子一人で帰すのは危ないからさ。
Aも一緒にいいか？」
凛月「え〜、
別にいいけど俺のま〜くんに触んないでねぇ…。」
A「あの、私本当に大丈夫です…。」
小さい声でAはそう言った。
そんな声じゃ全然信用ならないよねぇ…。
すぐに誰かから連れ去られそう。
凛月「絶対あんた誘拐されるじゃん。
いいから早く帰るよ。」
真緒「え、凛月…。」
Aが顔を紅くしたから
少しして気がついたんだけど、
いつの間にかAの手を引いていたみたい。
手ちっさ…白いしぷにぷにしてるし…。
女の子って皆こんな感じなの？
そしていつもみたいに、ま〜くんにおんぶをねだらない俺に
ま〜くんがだいぶ驚いた顔をしていた。
俺らしくない…
本当に何をやってるんだろ…。
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照山紅葉(プロフ) - 猫愛りあさん» コメントありがとうございます！うわぁぁ、ありがたいお言葉！！私の父もこんなんじゃないです笑もう理想を全部詰め込みました！！りあさんもどうかお父様と仲良くお過ごしください！ (1月22日 18時) (
レス) id: f2a01435b0 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - うん…全部見たけど良い話だわぁ〜！！てか、これ見てて父凛月も可愛いね！うちの父見る時悲しくなってくるわ理想と現実の違いってこの事を言うんだね（失礼すぎワロタ） (1月22日 9時) (レス) @page50 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 何この幸せな世界線見るだけでにやけてる俺がキモい (1月22日 6時) (レス) @page3 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
照山紅葉(プロフ) - 夢咲みなさん» ありがとうございます〜！今後ともよろしくお願いします！ (2023年4月17日 17時) (レス) @page46 id: f2a01435b0 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みな(プロフ) - 面白かったです！続きも気になります！ (2023年4月1日 14時) (レス) @page44 id: dc175acd62 (このIDを非表示/違反報告)
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