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*
少し小走りで階段を駆け下りる
・
「....はあ、、」
・
下駄箱で一息吐くと、
自分の鼓動がすごく早くなっていることに気づく
火照っている頬を両手で抑え、
・
「...あれは反則だよ」
そう1人で
ボソッと呟きながら
靴を履き替え昇降口を出た
・
・
・
「...んわっ!」
すると後ろから
誰かにリュックを引っ張られた
まあ、こんな乱暴な呼び止め方するやつ
1人しかいないだろうな、、、
・
白布「おい」
「...白布くん、」
・
やっぱり白布くん。
あんなことがあった後だからか
白布くんの顔を直視できない私。
・
「...どうしたの?」
白布「.....及川、、」
「ん?」
白布「...気を付けろよ」
・
少し視線を逸らしながら
恥ずかしそうに呟く白布くん。
わざわざそれを言うために
私を追いかけて来てくれたんだろうか
そう思うと、勝手に口元が緩んだ
・
白布「...じゃ、それだけだから」
「あ、待って!」
・
そのまま去ろうとする白布くんを呼び止める
うん、、私も今日ずっと言いたかったことがあった
・
「優勝おめでとう!」
「全国頑張ってね!!」
やっと言えた。そのたった二言。
・
白布くんは私のその言葉を聞き
少し黙った後、
ゆっくり私の頭に手を置いた
・
白布「...やっと言ってくれたな」
「えっ....?」
白布「さんきゅ、頑張るわ」
・
白布くんは目を細め優しく微笑み、
私の頭に置かれた手は不器用に
ゆっくりと私の髪の毛を撫でていた
・
白布「じゃ、部活行くわ」
「...あ、うん、!」
・
パッと離された手
遠下がっていく背中
私はしばらく
名残惜しそうに見つめていた
・
作者ですっ!
最高10位というランキングに
ちょっとビックリしております、、、
これからも亀更新ですが、
ゆっくりマイペースに
頑張って行きますので、
是非是非、これからもよろしくお願いします(^_^)
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真夏 - さやかさん» ありがとうございます!頑張ります(^_^) (2020年7月7日 20時) (レス) id: b01f0a567f (このIDを非表示/違反報告)
真夏 - omone1020さん» ありがとうございます(^_^) (2020年7月7日 20時) (レス) id: b01f0a567f (このIDを非表示/違反報告)
さやか - めっちゃ続き気になります!!!! (2020年7月7日 18時) (レス) id: 9ad0d8a1f1 (このIDを非表示/違反報告)
omone1020(プロフ) - めっちゃ面白いです!! (2020年7月7日 0時) (レス) id: 8dda0bff73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真夏 | 作成日時:2020年6月8日 0時