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「スパイカーの前の壁を切り開く…
その為のセッターだ」
日向は影山のトスを信じて飛び、
影山は日向を信じてトスをあげる。
何度も試すがなかなかうまくいかない。
終いには喧嘩が始まりそうな言い合いを始めてしまう。
「影山。それじゃあ中学の時と同じだよ」
「もっと日向のいいとこ使ってやれんじゃないの？」
「ずば抜けたセンスとコントロール。
冷静に見極める目と判断力。
…俺には全部ないものだ」
スガは思い詰めたような顔でそう語った。
「「そんなことっ」」
「A、田中」
またしても大地に遮られた。
「周りを見る優れた目を持っているお前に
仲間のことが見えないはずがない！！」
影山は最初固まっていたが、何を思ったか急に日向を褒めては貶し、最終的には日向を俺が使ってみせると言ってのけたのだった。
「お前の1番のスピード1番のジャンプで飛べ」
「ボールは俺が、持っていく」
終始光景に涙ぐみながら、帰ってきたスガを迎えた。
「スガ、かっこいいね」
「！！！え！？！！」
「なんでそんな驚くのよ。
スガのことはいつもかっこいいって思ってるよ」
そう伝えるとみるみるうち赤くなってゆく顔色。
「いきなりそんなこと言うのやめて…」
そう言うと両手で顔を隠しながら、蹲み込んでしまった。
私はどうしたものかと首を傾げながらスガの目線へ合わせて蹲み込む。
「照れたね？」
「うるさい！照れてないっての！」
そんな和やかな空間で影山と日向をみていると、目にも止まらぬ速さで決まった速攻。
私もスガも驚きのあまり声も出さず固まってしまっていた。
「お、おい、今日向、目瞑ってたぞ」
「はァ！！？」
なんと目を瞑ってボールを打っていたという。
これは影山の言葉を信じた故の結果だと分かるが、
もっと驚くべきことは影山のトスの正確さだ。
恐るべし影山。
その後の速攻は中々上手くいかないことも多かったが、選択肢が増えたことにより攻撃が分散されて先程よりはるかに点を稼ぐことが可能になった。
その結果、勝者は日向影山田中チームで３対３の幕を閉じた。
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ゆう(プロフ) - つーぼさん» コメントありがとうございます！！予想大正解です！これからも色々予想しながら楽しんでもらえるように頑張って書いていきます！ (2020年8月12日 17時) (
レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - この展開好きすぎる私予想が着いた1年間東京にいた私は音駒の誰かと知り合いです。的なやつぅ？！ (2020年8月12日 8時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！！楽しんでいただけるようなお話書けるように頑張ります！ (2020年8月11日 17時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 更新楽しみにしてます、！！ (2020年8月11日 15時) (レス) id: 807814b20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 一樺さん» わあ！嬉しい！！ありがとうございます！ (2020年8月11日 13時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年8月2日 23時
