キラハグ ２

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「よしよし、ポカポカしたね〜」







顔を赤くさせてるヒカリを受け取ろうとすると
それよりも何よりも、裸のひろとの密着に思わず体が強ばった。









「あっ………、」








ひーーーー！！

もう、こ、こんな近くでその、その、身体っ。

目を逸らそうにも逸らせなかった。









「ん？」




「あ、いや、ごめんっ」









必死に平静を装って
ホカホカのヒカリを腕に収めて、また急いで脱衣場へ。








「何これ……、超大変……。」








普通の夫婦だったら別に裸見たっていいんだろうけど
この私たちの関係でこういうことをするのは
やけにハードルが上がる。









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「あー、楽しかった」








私の気持ちなんてつゆ知らず、
満足気にお風呂をあがったひろは
またすかさず私とヒカリの元へとペタペタと歩いてくる。








「ヒカリも気持ちよさそうだった？」


「うん、やっぱベビーバスより全然楽しそうにしてた」


「そっか、良かったね〜」









あー、うー、って何かを伝えようとしてるのか
ひろと私にニコニコしながら、手足をばたつかせてる。









「Aも明日風呂に入れてみ？」


「うん、入れてみ……………、」









待てよ。

私がヒカリをお風呂に入れてあげたら
それを上げてくれるのはひろ………、









「何考えてんのっ？！///」


「んはは、バレたか」


「ばっか！！！///」








別にいいじゃんかよ〜、ってケタケタ笑いながら
冷凍庫からソーダのアイスを取り出して口に放り込んだ。









「でもさ〜、俺仕事とかだと風呂どうする？」


「んー…、なんとかするしかないよね…。
明日芦田さん来るっけ？芦田さんに聞いてみようかな」


「だな、先輩に聞くのが一番だな」









Aも食う？ってもう一本出したアイスを差し出されて
二人でアイスを食べながらまた三人でまったりとじゃれ合った。

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