第22話 柱が3人 ページ26
*
繭玉の鬼を始末して尚、この山にはまだ鬼がいる。
鬼の気配がするのは北西。
貴「…なにやってるんですか」
胡「冨岡さんの隊律違反です
証人はAさんですね」
冨「……」
貴「しのぶちゃん…私を巻き込まないで…」
北西に着くと冨岡さんがしのぶちゃんに頭蓋骨固めなるものをかましていた。どういう状況?
しのぶちゃんは顔の横に自分の腕を挟め、完全に極められないように防いでいた。
なんでこうなったのかは分からないが、冨岡さん女の子にこの仕打ちは酷くないか…?
貴「とりあえず冨岡さん
しのぶちゃん離してもらってもいいですか」
冨「離したら追うだろう」
貴「なにをです?」
胡「鬼です」
貴「それは当然追うでしょう」
冨「……」
えっ?えっ?どゆこと???
鬼がいたら始末するために追うよね?鬼殺隊はその為にいるんだものね???
冨岡さんとしのぶちゃんの話から察するに「冨岡さんはしのぶちゃんが始末しようとした鬼を庇った」ということ?
そしてその鬼は今逃走中?え?嘘でしょ?
貴「……どういうことですか
説明次第では冨岡さんを拘束しないといけませんよ」
冨「……」
胡「何とかおっしゃったらどうですか?」
しのぶちゃんちょっと怒ってるし、冨岡さんは無表情だし、2人は相変わらず硬直状態だし。
私どうすれば良いのだろう……無一郎くん助けて…
冨「あれは確か2年前…」
胡「そんな所から長々と話されても困りますよ、嫌がらせでしょうか
嫌われてると言ってしまったこと根に持ってます?」
貴「エッ」
しのぶちゃん?冨岡さんに「嫌われてると言ってしまったこと」ってなに?君たちそんなに仲悪かったけ?
確かに冨岡さんは匿名2人に嫌われているかもしれないけれども!
貴「いや、ほんと、なにやってるんですか…」
柱が2人して…
これじゃあ隊員に示しがつきませんよ……
*
2211人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鬼滅大好きもち - 中学一年の私自身むいくんが最推しなのでこの小説を読んでると心がホワホワします。むいくんと恋仲が私的に思ってないので師範面から過ごす話の小説を探していてやっとお気に入りの小説に出会うことができました!とてもいい作品を作っていただきありがとうございます! (2019年12月27日 10時) (レス) id: 08fa144c19 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - 鬼滅隊じゃなくて鬼殺隊ではないでしょうか?間違いだったらごめんなさい。 (2019年11月17日 18時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 岬さん» ひぇ…恐縮です……私も岬さんから温かいコメントをいただけてキュンキュンが止まりません…ありがとうございます…… (2019年9月2日 15時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
岬 - わぁ……閑話めっちゃ……もう……囁かに甘くてキュンとしてしまいます……むいくんが柱になってからは、夢主さんに甘える機会が少なくなったように見えますし、こんなふうに甘えてるのを見るとキュンキュンが止まりません……ほんとに時紀さんの小説で、生きてます…… (2019年9月1日 21時) (レス) id: 7d9b2a2f36 (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 李詩さん» 無一郎くん喋りましたねぇ、動きましたねぇ、かぁいかったですねぇ。作者もとっても幸せです。一緒にキュンキュンしましょう……! (2019年9月1日 0時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あたた | 作成日時:2019年7月23日 23時