58,反響 ページ8
ライブから数日後。
『エマ:見てください!コレ!やばいです!!!』
エマちゃんからのメッセージと共にURLが送られてきた。
そのURLに飛んでみると、エマちゃんが管理するライブ用の
SNSアカウントの投稿画面だった。
碧井「…えっ」
反応…来過ぎじゃない?バグ?
宣伝用にライブの一部を動画で載せているのだが…
俺とAちゃんが出演した動画を載せた投稿に
沢山の褒め言葉が送られている。
『碧井:これ…どういうこと?』
『エマ:見たまんまですよ!演奏も歌もプロ級で
しかも揃いも揃って美形!めちゃくちゃバズってます!!』
喜ばしい事に、とんでもない数の評価を頂いていた。
『エマ:Aさん、次回も出てくれますかね?』
『碧井:どうだろう?…でもライブ自体はすごく
楽しめたみたいだから、また出演できるか聞いてみるよ』
『エマ:よろしくお願いします!』
碧井「こんな感じなんだけど…」
A「え、バグ?」
後日、彼女に直接SNSの画面を見せたところ
俺と同じ感想だった。
しかも数日経ったことにより
以前確認した時よりも反応が増えている。
碧井「エマちゃんがね、次回も是非って言ってるんだけど…」
A「こんなに評価貰っちゃったらね…
照れちゃうけど、やっぱり嬉しいな」
碧井「そうだね」
A「ステージで歌うのすごく気持ち良かった。
…また誘ってくれてるなら、是非やらせてほしい」
碧井「うん…!Aちゃんが楽しんでくれて良かった」
A「碧井くんの演奏もかっこよかったし!」
碧井「…っ、ありがとう」
A「ふふ、照れたね」
碧井「……うん」
それからというもの、エマちゃん主催のライブには
Aちゃんも出演するようになった。
だんだんと彼女も慣れてきて、俺とのコラボもやりながら
ソロでのステージも熟すようになる。
着実に彼女のファンが増えていった。
Aちゃんも出演するようになってから
何度目かのライブ当日。
碧井「ちょっと妬いちゃうかも」
A「お互い様じゃない?」
エマ「二人とも大人気ですからねぇ。
おかげさまで集客も良くて有り難いです」
A「お役に立ててるなら何よりだよ」
エマ「さて!チェキ会始まりますよー」
碧井「了解」
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作者名:麦兎 | 作成日時:2021年10月21日 0時