おはよう。 ページ42
「坂田く〜ん？？」
太陽がもう真上に来ようかという頃。
つい最近買い替えた大きいベットに丸まって眠る彼をぽんぽんと叩く。
一向に起きる気配はない。
「ねぇ、坂田くん。もうお昼だよー」
連日のリハーサルや録音で疲れているんだろうけど……、あまりに寝すぎるのも心配だ。
「さーかーたーくん！！」
ベッドの上に飛び乗り、透き通るように白くて綺麗な、でもやや骨ばった男性らしいその手を握りぶんぶんと振る。
と、その手がいきなり反対方向、つまり坂田くんの体の方へと思い切り引っ張られる。
「わっ！」
「んへへ、起きてまーすっ」
そのまま彼の上に乗りかかる体勢になり、ぎゅううっと抱きしめられる。
脱出を試みるも、その長い腕と脚によってがっちりホールドされ身動きすらままならない。
「ね、坂田くん……」
「ん〜、あったかい。やぁらかい。大好き」
「あのっ、それは分かったから……取り敢えず離して？？」
私もあったかいけど、大好きだけど！！
寝起きで舌っ足らずなのも可愛いけどそうじゃなくて！！
「ほら、あの！ご飯食べよ！！お腹空いたでしょっ」
「んぅ」
「だから、そろそろ起きよ……？」
「Aがええ」
頭の後ろに回っていた手が私の両頬に移動し上を向かされる。
顔がぶわぁっと熱くなるのが自分でも分かった。
「A、食べたい」
「坂田くん、ちょ、何言って……」
「こうやってくっついとったら、何か変な気分なってきて。……あかん？？」
「ひ、昼間から何言ってんの！？」
力が緩んだ隙に逃げ出そうと体をよじったが、だーめっ、なんて言われてまた元通り。
いつの間にか私が押し倒される体勢になり完全にあちらの有利になっちゃって。
「やって最近ご無沙汰やんか。なぁなぁ、ちょっとだけ！」
発言とは裏腹に、純粋無垢な表情が伸びかかったさらさらの前髪から覗く。
「……言ったからね、ちょっとだけだよ」
カーテンの隙間から差す白い光に罪悪感を覚えつつ私は目を閉じ、下りてくる唇を受け入れることにした。
ただいちゃついてるだけのお話。
締め方下手くそかよ。
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サク(プロフ) - やさん» 了解しました！こちらこそ理解力がなくすみません。恐らくLIVE仕様などになるかと思いますが是非続編にて書かせて頂きます！素敵なリクエストありがとうございます！ (2019年8月25日 13時) (
レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - サクさん» わかりにくくすみません。坂田さんが夢主に対して嫉妬するという設定です、、！ (2019年8月24日 5時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
はるねこ。(プロフ) - サクさん» いえいえ、、、！素敵なお話をありがとうございます！！思っていた通りで楽しく読ませて頂きました！これからのお話も楽しみです♪これからも応援しています！！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: 275c852316 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - やさん» リクエストありがとうございます！お話が満タンなので続編にて書かせて頂きますね！しかしすみません、少しリクエストの意味が汲めてないです汗 どちらがどちらに嫉妬するのでしょうか？？理解不足で申し訳ありません！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - こんばんは〜いつも愛読しております！今回リクエストの方初めて送らせていただきます。夢主がリスナー設定の「嫉妬されて喧嘩する」お話が見たいです！いつでも大丈夫なので更新できるときによろしければ、、！応援しております！ (2019年8月23日 17時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2019年2月14日 8時
