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インターホンの鳴る音で目が覚めた。
重い体を引き摺って玄関に向かい、ドアを開けると。
「Aっ！」
「坂田くん、どしたの……？？」
「お見舞い！杉本さんが家教えてくれてん！！」
「んん、そっかぁ。ありがと……」
「あっ、ちょっと！……あっぶな」
安堵からか、ふっと意識が飛びそうになったところを坂田くんは抱きとめてくれたらしい。
恥ずかしい気がするけれど、考えてる余裕、ないや。
「とりあえず、寝室戻ろか。ちょっとごめんやで」
膝裏と背中に腕を差し込まれてひょい、と横抱きにされる。
自身の体重を預けて楽になったのをいいことに、そんなに小柄な方でない私をよく軽々と持ち上げられるなぁ、なんて呑気なことに考えを巡らせてた。
「部屋、どこ」
「……階段上がって、1番左」
「ん」
さっきまで寝てた部屋に逆戻りし、ベッドの上に降ろされる。
ぎぃ、とスプリングの軋む音、目の前にはドアップの端正な顔。
心臓がばくばく、うるさい。
「ありがと、……ごめんね」
「ええよ。何か食いたいもんある？？雑炊くらいなら作れるし、一応ゼリーとかポカリとか買ってきたけど」
「要らない……かな」
「そっかぁ、口移しでも要らへん？」
「尚更要らない」
「つれへんなぁ」
お付き合いもしてない、なんならこの春出会ったばっかりの女子相手によくそんなことが言えるよ。
じゃあ付き合ってたらしてもらうのか、と聞かれればそれはまた別の話だけど。
「……ねぇ」
「どしたん？」
「何で、来てくれたの。坂田くん、あんなに楽しみにしてたのに。何で遠足休んでまで……」
「Aおらへんと、行ってもおもんないし」
「……へ？」
それまでベッドの傍に立ってた坂田くんがベッドの縁に腰を下ろす。
「Aが来おへんなら意味無いし、こっち来ちゃった」
「……バカじゃないの、バーベキューとかするんだよ？水遊びとかもできるのに」
坂田くん、あんなにはしゃいでたじゃん。
「じゃあ、今度2人で行こ。肉いっぱい食って、水遊びしよ」
ほんで花火とかしようや、夏休み行こ。なんて笑顔で話す坂田くん。
「ふふ、Aが弱ってんのって何か新鮮」
「……うるさい」
「もうちょっと寝とき？夕方までここ居ったるから」
寝とき、だなんて自分勝手。散々喋ってドキドキさせてきたのは誰なんだ。
寝れないよ、こんなの。
片想い夢主ちゃんは何度か書いたので今回は、片想われ夢主ちゃん。
謎オチは最早デフォです。
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サク(プロフ) - やさん» 了解しました！こちらこそ理解力がなくすみません。恐らくLIVE仕様などになるかと思いますが是非続編にて書かせて頂きます！素敵なリクエストありがとうございます！ (2019年8月25日 13時) (
レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - サクさん» わかりにくくすみません。坂田さんが夢主に対して嫉妬するという設定です、、！ (2019年8月24日 5時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
はるねこ。(プロフ) - サクさん» いえいえ、、、！素敵なお話をありがとうございます！！思っていた通りで楽しく読ませて頂きました！これからのお話も楽しみです♪これからも応援しています！！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: 275c852316 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - やさん» リクエストありがとうございます！お話が満タンなので続編にて書かせて頂きますね！しかしすみません、少しリクエストの意味が汲めてないです汗 どちらがどちらに嫉妬するのでしょうか？？理解不足で申し訳ありません！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - こんばんは〜いつも愛読しております！今回リクエストの方初めて送らせていただきます。夢主がリスナー設定の「嫉妬されて喧嘩する」お話が見たいです！いつでも大丈夫なので更新できるときによろしければ、、！応援しております！ (2019年8月23日 17時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2019年2月14日 8時
