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「あー、まだかアイツ...!」
電話してからかれこれ数十分。
未だ奴が来る気配は無い。
『旦那! 放置プレイもいいけど、私やっぱり直接がいいです!!』
「いいからとりあえずお前は黙っとけ!!!』
『あっそれです!! そんな感じで、もっとゴミを見るような目で!!』
「たかが数十分の間にハンパなくM度が上がってるんだけどォォォォォ!!!
何お前、どんだけあの薬飲んだんだよ!!!」
やはり薬の過剰摂取ほど恐ろしいものは無い。
薬を飲む時には必ず取説を読みたまえ諸君。
と薬の扱いについてしっかり考え直したところで、戸口の方から「すいやせん」と気の抜けた声が。
ようやくサディストがご到着なさったようだ。
傷付けないよう、俺の着物の袖を握るAの手をそっとおろし。
『...旦那?』
「...悪い、少し奥で待っててくれるか」
申し訳ないが、これ以上色々とせがまれ続けて手を出さずにいられる保証はない。
理性というものが揺らぐ前に早く対策をしなければ。
そんな考えに囚われながら、半ばそのむしゃくしゃな思いをかき消すように、乱暴に戸を開けた。
「どうも旦那、
...随分と悪戦苦闘してる顔ですねィ」
「うっせぇな、遅ぇぞこの野郎」
「わざわざ見回りすっぽかしてきただけ有難く思ってくだせぇよ」
「要するに俺の連絡口実に見回りサボってきたってことか、
そりゃどうりで断らねぇわけだ」
相も変わらずまともに勤務をこなさないサディストにはもうつっこまない。
否、つっこんでいたら俺の気がもたない。
店とはいえ、人様の家に遠慮することなく上がり込んでいく奴の姿は、もはや呆れを通り越して神々しく思えてくる。
「...それで、何があったんですかィ」
「...実はだな」
ぐだぐだと話しても余計ややこしくなるだけだし、ここは率直に言うべきか。
だがそれで変にコイツの興味を引いてしまえば、一体Aに何しでかすか分からない。
そんな事は無いと信じたいが...いざとなったら力ずくでも止めてやろう。
「...ここの店の店主のことは知ってるよな」
「もちろんでさぁ、真選組もよく世話になってやすから」
「...アイツが、ドMになっちまった」
「...は?」
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スージー・ズー - すみません!間違えました!銀ちゃんサイコー!って書こうとしたんですけど…笑 (2017年8月10日 21時) (レス) id: 277f6daa72 (このIDを非表示/違反報告)
スージー・ズー - んサイコー! (2017年8月10日 21時) (レス) id: 277f6daa72 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - めっちゃ面白いです!!!銀ちゃんかわいい(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年5月18日 21時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
気空(プロフ) - 漆黒のラーメンさん» ありがとうございます!! 頑張りますね( ´-` )*゚ (2017年4月1日 12時) (レス) id: f4d2ff8c45 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒のラーメン - クッソおもしろいです!!!!! 頑張ってください!(*´∀`) (2017年3月31日 19時) (レス) id: dd18b39158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:気空 | 作成日時:2017年3月20日 18時