狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

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あれから数日後。
憂太は帰ってくる気配はないし、棘からも返事が来ない。


『……みんな、大丈夫かな？』



不安が溜まる。
棘も、真希も、パンダも、悠仁も、恵も、野薔薇ちゃんも……五条先生からも返事が来ない。



スマホを軽く握りしめる。
せめて、状況くらい報告してよ憂太……。



1人の時は不安だ。



ｐｒｒｒｒｒｒｒ ｐｒｒｒｒｒｒｒ



『うわ！？』




シーンとした部屋に、電話の音が鳴り響く。




スマホの画面を見ると、狗巻くん、と表示されていた。



『と、棘……！』



狗巻〈…………明太子〉



『…………忙しかったの？』



うわ、なにこの言い方……。自分で言っておいてなんかあれだ……重い女みたい。



狗巻〈………しゃけ〉



『……そ、そっか…………そ、そうだよね』



それくらいは知ってた。知ってたけど……




『…………そ、そっちは大丈夫？？何も無い？』



狗巻〈しゃけ……いくら？〉




『こ、こっちは大丈夫だよ。順調だよ…。
ただ…………いや、なんでもない。平気だよ……棘の声聞いたら……安心しちゃった』



狗巻〈ツナ……〉



『……早く会いたい、棘に』



…ちょっとくらい、ワガママ言ったっていいよね。
どうせ、叶わないから。
5ヶ月帰れないもん



狗巻｢高菜、ツナマヨ｣



『そっか。棘も思っててくれたんだ。』



日本は夜中のはずなのに、気にしないで良いって言ってくれる棘は、やっぱり優しくて、やっぱり好きだなって。


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ンンンンンンンンンン難しい。
難しいっす！！！！展開どうしよーーーーってなってます。

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