狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

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『2人で任務、がんばろーねー』



｢…はい｣



相変わらずの無表情の恵。
呆れた感じの表情の時が、やっぱり真希そっくりだなぁ〜なんて。


『恵と2人でなんて久しぶりだね。足を引っ張らないように、精進いたします！』



伏黒｢………ケガだけはしないでくださいよ。
狗巻先輩になんていやれるやら……｣



『え、棘？大丈夫だよー！なんにも言わないよ！』



伏黒｢はぁ………｣



あ、この表情だよ。この表情。真希そっくり。
ま、本人には言わないけど。



『怪我をしないのは、お互い様だからね。
恵もしたらダメだよ〜？』



伏黒｢わかってますよ｣



そう話ながら、任務先に向かう。
距離も距離なので、歩いていった。伊地知さんはごじょせんに拉致られてる。ご愁傷さまです。




『ま、何かあれば私が守るから！まっかせなさーい』



伏黒｢はいはい｣



あ、超めんどくさそうだね？？？反抗期かな？？？




伏黒｢ほら、もう着いたんですから。さっさと祓いにいきますよ｣


『へーい』



私の絡み方がウザイのかめんどくさいのか、さっさと終わらせたいのか………うん、どっちもだな。ﾊﾊ



ま、私も早く終わらせて棘に会いたい。
だって！！今日はまだ！！会えてない！！




伏黒｢さっさと歩いてください｣
『ごめんなさい』





＊




『ざっと、準2級…てとこかな。
よし。私が動き止めるから、そのあいだに』



伏黒｢…分かりました｣



動きを止めてる間に、恵の式神で祓う。



……動きを止めたからか、元々の恵の才能なのか(きっと後者だけど)、直ぐに祓うことが出来た。




『…まぁ気配を感じる。
多分、まだ……いるね』



伏黒｢はい。わかってるんなら、さっさと行きますよ｣



『はーい』

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