5 ページ6
土方さんがこの道場に来てから数日経った。
最初は無口だった土方さんも少しずつだけど話してくれるようになってきて毎日のちょっとした変化が嬉しく思う。
嬉しく思うのはなんでだろ?
母親的な?年下だけど母性から的な…?
そうだ!きっとそうだ!
そう思いながら洗濯物を持ち歩いていると
見知った2人の背中を見つけた
朝から少し嬉しくなり走って近づく
『総ちゃん!土方さん!おはようございます!』
……あっ!やばい…こける…
総・土「「!!!!」」
『あれ…痛くない…?』
こけた痛みがなかなか来ず目を開けると土方さんが支えてくれていた
が…
土「………おい…A…てめぇ…」
あっ…洗濯物が全て土方さんに…
総「ざまぁみろ!くそ土方!Aを支えたことは先輩が褒めてやるよ!」
土「うるせーガキが……!」
『あぁー!ありがとうございます!そしてごめんなさい!!』
急いで体勢を戻して洗濯物をかき集める
土「………ドジが…気をつけろ。」
そう言いながら
顔に青筋浮かべながら
洗濯物拾うのを手伝ってくれる
不器用だけど優しい言葉もかけてくれる
ほらまた土方さんのいい所を見つけたよ
『土方さんって無表情だし無口だし不器用だけど優しいな。。最近も少しずつだけどいろんな表情見せてくれるし。嬉しいなぁ。』
と思いながら土方さんに目を向ける
土「…………っ!////」
目の前には目を見開いて真っ赤な顔した土方さんが…
うん??……あれ??……
総「A全部言葉に出てます(笑)」
『!!!///』
やってしまった。。
『あはははは〜。。では私は洗濯物を干しに行ってまいります!さらばっ!』
はい!全速力でその場から逃げ去りました!
Aが去った後
総「いつまで赤くなってんだよ!ちょっとAに褒められたからって調子乗るなよくそ土方。俺なんか頭撫でてもらったり膝枕してもらったりあんなことやこんなこともしてもらったんだぜ。それに比べればさっきのなんか数にはいらねーよ!」
土「///…………うるせぇガキ。」
総「負け犬の遠吠えが聞こえる。犬は飼い主に着いてくりゃーいいんだよ。稽古に行くぞ。」
土「……………。小声)Aのやろー。。」
7人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:gin-ruka | 作成日時:2019年5月27日 19時