［完］もう二度と会いたくなかった3【佐野万次郎】

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「Aちゃんに無いもの教えてあげるよ」


『…え』



私に、無いもの？

ゆっくりと顔を上げると青宗くんはやっぱり優しい笑顔でこう言った。



「簡単なこと。信じることだよ」



何も、言い返せなかった。

何度目だろう、後悔したのは。こうやって逃げたのは。こんなに誰かに救われたのは。



『うん…私』



“信じることが怖いの”



だって、大切な人たちはこぼれ落ちていく。

どんな選択をしても、いつも不安で。信じても、信じても、どうにもならない。

いつからか、そう諦めてしまった。



「信じることは、怖い。でも、信じなければ希望も自信も未来も消えて無くなる。それで、残るのは虚無感だけだ」



「だったら、信じてみた方が楽しく生きていけそうじゃない？」、彼はそう最後に小さく呟いて私の頭から手を離す。



















「もう一回、始めよう」



















　

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こんにちは！作者の水原カノです🙌

いやぁ〜、私事ですがついに明日成人式なんですよね！やば！読者様の中でどれだけ同い年の子いるんだろってふと気になった水原でした(*´-`)

と、いうことでこの話も終盤に入ってきています〜！最後はどうなるのか…！？ちょっと決めていなくてですね！これからどうなるのか作者自信もワクワクです！ひゃっほい。

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