【HQ】友達↑恋人↓【宮侑】

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侑「おはよーさん」

「侑！？あれ？朝練は？？」

侑「今日は無い日やで」

治「おはよーAちゃん」

「治くんおはよう」



侑のスポーツバッグに付く、マグロのキーホルダー。
それを見て頬が緩む。



治「なぁんか嬉しそうやな」

「笑いたきゃ笑うがいいさ！！」



ニヤニヤしてこちらを見る治くんにそう言うと
侑に「俺と登校できて嬉しいんか？」と言われた。



「嬉しいね！！！」

治「それを言えて何で昨日の事は言えへんの…「はーー！！今日もいい天気だなーー！！」

侑「どう見ても曇りやろ」



そんな会話を繰り広げていると、後ろから「おはようございます！！！」と元気な声が聞こえてきた。



「おはよう笹本さん」

笹本「夢乃さんおはようございます！宮先輩と一緒に登校ですか！？」

「偶然朝練なくて偶然家の方向も同じで偶然そこで会ったんだよね！」

治「動揺すご」

笹本「あ、夢乃さんならええんです。夢乃さんは宮先輩の大事なお友達なので！」




ギクリ




治「アララ」


「あ、あはは…」





「それでは！」といって去っていく笹本さんの背中を見送りながら治くんと目が合う


侑「随分信用されとるんやな」

「こ、この間色々あってね…」


治「まぁ今は信用を失いそうなんやけどな(小声)」

「喧しい(小声)」



完全に忘れていたよ…笹本さんと言う存在を…
思い出したくなかった…

横で治くんが肩を揺らしている。
おい何笑ってんだこっちは大ピンチなんだよ





角名「おはよ」

「朝だと余計チベットスナギツネ顔だねすなりん」

角名「それは否定しないわ」

　

ここですなりん登場



治「そういや、角名の彼女設定は存続なん？」

角名／A「忘れてた」



そうだった。私は角名の…


あれ？待てよ






「そうじゃん…っ！！！私はまず角名と別れなきゃいけないじゃん…っ！！！(小声)」

治「今気付いたんか(小声)」




別れた事にしようと言えば、角名はすんなり受け入れるだろう。(ダジャレじゃないよ)

でも、別れたことによって問題が発生する。

今まで【角名の彼女だから侑と仲が良い】と思われていたものが無くなるのだ。

だからと言って角名と別れなければ侑と付き合うことも出来ないし……









いや、そもそも付き合えるかどうかなんてわからない。









「な、何が正解か分からない…」

侑「どないしたん？フラフラしてんで。担いだろか」

「いや好き…」

治「異常やな」

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