41 侑視点 ページ41
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あかん。
あかんわこれ。
治「いつまで見とんねん」
「ええやろ別にー!」
嬉しすぎる!
Aから貰ったキーホルダーを部活用の鞄に付け、それをずっと眺めていた。
ほんまに以心伝心というか。
お互いにキーホルダー買うって…
侑「フッフ」
思わず笑みが溢れる。
Aを送って、サムと帰った後。
キーホルダーを渡すの忘れててわざわざA家まで戻った。
まだ明るかったし、早くAの喜ぶ顔が見たかったから。
治「Aちゃんの事ほんまは好きやろお前」
「そーゆー好きとちゃいますー」
友達でもお土産買うてくるやろ、とサムに言い返すとさっきのAの表情を思い出す。
そういえば、なんか変やったなあいつ。
治「そういや、スクールバッグのキーホルダーは自分で買うたん?」
侑「これは今日の子に貰ってん」
治「ほーん」
.
治「せやけど、Aちゃんはどう思ってんねやろな」
「何がや」
治「お前んこと。」
そりゃぁ俺とおんなじ【友達以上、恋人未満】やろ
と言うと「わからんやろ」とサムは言った。
治「1人だけにお土産買うてくるか?普通」
「せやけど俺もAだけやし」
治「それ自体怪しいけどな」
「何が言いたいねん」
治「お前がAちゃんの事好きやから、キーホルダー買いたいと思ったんとちゃうの」
「またその話か!!」
なんでそうなんねん。
あいつは確かに友達以上やし、好きやけど
好きの部類が違う。loveやなくてlike。
絶対そうや!!!
あまりにも疑ってくるので俺はキーホルダーから離れる。サムは「おもんな」と言いながら、冷蔵庫からお茶を取り出しコップに注いだ。
侑「そーゆーサムこそ、Aに抱きついたりしとったやん。お前が好きなんやろ」
治「抱きついたて…。人聞き悪いなぁ助けただけやろ」
侑「いーや。下心があったはずや」
治「お前じゃあるまいし」
侑「あぁ!?」
治「せやったら俺がAちゃんの事好きや言うたらお前どないすんねん」
侑「はぁ!?」
治「お前忙しいな」
サムがAの事好きやったら……
『危なく好きになりそうだったわ』
…
…
…両思いになるやん
「サム、嘘やんな?」
治「…」
「え?ほんまなん?」
治「さぁ?」
「何笑てんねん」
治「しっかり焦っとるやんツム」
「…は、はぁ!?焦っとらんわ!!!」
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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
い - 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2020年6月5日 9時