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数えるほどしかないけど、何回かバレー部の練習を見たことがある。

及川くんの忘れたタオルを届けに行った時、私は彼の存在を知った。



「バレー上手だなぁ」
と素人目でわかるくらいにうまくて、


且つ


「顔整ってんなぁ」


イケメン。




「及川くん、あの子かっこいいね」

及川「は!?嘘でしょAちゃん。やめときなよ」

「え、何?もしかしてヤリ◯ンなの」

及川「そんなこと女の子が言うんじゃない!」

「ごめんごめん」



綺麗なフォーム、他の子より明らか飛び抜けている。
「名前なんて言うの?」と及川くんに聞けば、彼は機嫌を損ねた。

後から岩ちゃんに聞いてみたら彼の名は【影山飛雄】と言うらしい。歳は私の一つ下だった。

あと及川くんがその子のせいでプレッシャーを感じているという事も同時に聞いた。及川くんの前では飛雄くんの話は禁句なのだと。




_____





影山「ちワッス」

「あ、こんにちは」


何度か体育館に訪れているからなのか廊下をすれ違う度に挨拶をしてくれるようになった。


「影山くん、練習頑張ってね」

影山「あザス!」


挨拶を交わしていくにつれ、こんなことも言えるようになった。
影山くんと話したくてわざと一年フロアに行ったりもしてたな。



.



ある日、影山くんと及川くんがぶつかった。
ぶつかったって言っても、及川くんが一方的にって感じだったけど。


その日の夜、私は彼に会った。


コンビニまで歩いていたら、ランニングをしている影山くんを見つけた。



「あれ、影山くん」

影山「ッス」

「ランニング?熱心だね」

影山「…夢乃さん」

「ん?」

影山「俺は及川さんに嫌われてるかもしれないです」



少し寂しそうな顔をする影山くん。



「多分影山くんの才能を認めてるとは思うよ。ただ少し焦ってるんだと思う」
 

影山「焦ってる…?」


「影山くんがすごいから!あと、ポジションも一緒でしょ?きっと負けたくないんだと思う」


影山「…」


「でも私、影山くんが努力してることも知ってるから。及川くん少しおこちゃまなんだよ〜」


そう笑うと、彼も「ぷっ、」と笑う。
「中学生がおこちゃまとか言うなって?」と言うと「いえ」と彼は上を向いた。


影山「俺、ずっとボールに触っていたいし、コートに立たせてもらえるならずっと立っていたいんです。
その為には努力を惜しまない。それは及川さんも一緒なんだなって」



ニコリと笑う影山くん。





影山「そして」

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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月5日 9時

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