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ﾄｸﾝ…
ﾄｸﾝ…
ﾄｸﾝ…
彼の体温を感じる。
モブ「えっ！？お、治くん！？」
モブ「嘘っ…！」
そりゃ驚くのも無理ない。
だって今
私、治くんに抱きしめられてる。
治「誰にも言わんで？」
腕を引かれた後、彼は私を包むように抱きしめた。
流石180cm以上ある男。私をいとも簡単に隠した。
彼女らからは治くんの背中しか見えないだろう。
顔だけ振り向き、シー、と人差し指を口に当てる彼に彼女たちは「は、はい♡」とメロメロである。
パタパタと階段を降りる音が聞こえ、静かになったのを確認すると「もう大丈夫やで」と私の耳元で囁く。
「あ、ありがと！」
だめだ、まだ耳が熱い。
こんな事異性にされた事がないから体がびっくりしてるんだ。そうに違いない。
治「これしか思い浮かばんかったわ。ごめんな」
「じゅ、充分です！！ありがとうございました！！」
「何で敬語なん」と笑う彼を見てドキドキと心臓が鳴り響く。
あれ、やばいぞ？全然鎮まらないんだが？
治「あかんそろそろ本鈴鳴るな。戻ろか」
「なっ、」
何故あんたはそんな普通にしてられる！！！
心の声が漏れそうになったがここは冷静に。
まぁそりゃあんなにモテるモテ男だ。
恋愛経験の一つや二つきっとあるだろう、
そして女慣れもしてるだろう。
治「どないした？」
「なんでもない、戻ろっか」
治「おん」
一度冷静になるとさっきのトキメキはどこへやら。
好きになってしまったかと思って焦ったが、ただの吊り橋効果だったようだ。
まぁそもそも今でこんな面倒くさいのに、校内No.1人気の宮ツインズを好きになったらもっと面倒くさいだろうな。
そんな事を考えながら階段を降りる。
そして私は思い出した。
あの場はうまく切り抜けられたが
モブ「あっ夢乃さんいたー！」
この状況は変わっていないと言うことに。
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おしゃけ - 神ですか？最高です！腹筋バッキバキです！ (2020年8月23日 16時) (
レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
い - 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - うにさん» ありがとうございます！！楽しんでもらえて嬉しいです！(´∀｀*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ＾∀＾)更新楽しみにしてます〜！ (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです！笑 私も書いててあそこ好きでした！笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2020年6月5日 9時
