【宮侑】幼馴染みに恋をしたい２【宮治】

67 侑視点 ページ17

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は…っ…？




侑「な、」


侑「何言うてんねん！変な嘘つくなや〜！」



急に何を言い出したかと思ったら下らない嘘。
Aの好きな人が北さんじゃない？
せやったら今まで北さんと楽しそうにしてたアレは何やったん？


侑「なんやまた夜告白練習して欲しいんか？」

A「ツム」

侑「何やねん？」









A「嘘やない」



侑「……！」









眉を下げて、不安そうな表情をみせるAに
ああこれは嘘じゃない。と納得させられてしまう



侑「…て、北さんやないって、他に違う人がおるんか」


A「…うん、」


侑「誰」


A「、それは言えん」



嫌な予感がした。









侑「…それって、サムやろ」







ポロ、と口から出たのは双子の片割れ、サムの名前。

せやけど、そんなんサムしかおらんやん。

サムはAの事が好きやし、
よくよく考えたらAもサムのこと意識してたっぽい事もあった。





侑「サムなんやろ？」


A「…、」



目を逸らすA。
間違いなさそうやな、




侑「北さんがフェイクやったわけか！まあ、双子の俺には特にばれたくないよなあ」

侑「隠し事多いとか責めてごめんな、せやけど信用性無いなぁ。言わんでって言われたら俺言わんし」

侑「せやけどまぁ、お前とサムが付きおうたら盛大に祝ったるわ！」

侑「頑張れや」


思ってもいない言葉がつらつらと出てくる
あー、俺ショックやったんやな。なんて頭の隅で考えているとまだ話し続ける俺の口をAが手で塞いだ


侑「んっ！？」


A「…喧しい…」


侑「はっ！？」



突然吐かれた言葉にカチンとくる。
何やねん、こっちの気もしらんで。





A「…この口うるさいねん。サムとか、まだ言うてへんやろ」

侑「…っ！せやけど！サムしかおらんやろ！」

A「何の根拠なんそれ？…しゃーないから今からクソ喧しいあんたがドン引きするようなこと話たるわ！！」

侑「クソ喧しいって何やねん！はぁ？ドン引くことぉ？ええよ。言うてみろや。」









A「…っ、好きな人。あたしの幼馴染み2人やって言うたらどないする！！！！！」


侑「はぁ！？そんなもん____」









侑「…え…？」

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