検索窓
今日:17 hit、昨日:20 hit、合計:5,402 hit

第41話 ページ44

今日は月がとても綺麗だった。

太宰「……寝れないね。」

レン「何か食べますか?夜間なので流石に俺も外へは出れませんが。」

太宰「やめておくよ。」

レン「そうですか。」

太宰「冬華は……綺麗だよね。」

サト「ふぁ……レンは眠くないの?」

レン「ああ。」

サト「立派ね。」

レン「うるせぇ。」

太宰「ふふ、仲が良いねぇ。」

冬華「んぅ……。」

太宰「……冬華……。」

冬華「治……寂しい。」

太宰「私がいる……だから寝ててね。」

冬華「……嫌だ。」

太宰「全く……。」

冬華「…治。」

手を伸ばす。全身が痛い。……すごく、痛い。

太宰「?」

その目は……いつか見た目。
でも、覚えてない。

冬華「治は私を……。」

太宰「急に如何したの?冬華、寝なさい。」

冬華「如何やって救済してくれるの。」

太宰「……こうやって、毎日一緒にいてあげる。」

冬華「有難う……これで吹っ切れた。」

太宰「なら良かった。寝ようか。」

冬華「……ええ。」



ーー公園内

マユ「……。」

ヤベェ。緊張する。

条野「おや、ずっとここに居ますが……。」

マユ「私かい?考え事だよ。」

太宰さんっぽい言い回しが分からぬ……やばい。

来華「ねぇ智花。」

智花「?」

隣では来夢と智花が同性カップル役だ。ちょっとヤバいだろ。
色々と。

来華「象で殴ったら面白いよねぇ。」

智花「意味わかんねー。」

マユ「君は……。」

盲目の少年。
情報提供通りだ。

条野「見えないですが……逆に見えるものも多いんですよ。」

マユ「へぇ……其れはそれは……。」

条野「元マフィアの太宰さん。……共謀殺人等の罪で逮捕する。」

マユ「おや、そんなに触れちゃ……。」

条野「?」

マユ「元の姿に戻ってしまいますわ。」

徐々に元の自分の姿に戻っていく。
感覚でわかる。

条野「やられたのは……此方でしたか。」

マユ「ごめんねぇ……手錠外してくれ。」

条野「彼をどこに隠したんです?」

マユ「この中にいるよ?猟犬のお手並み拝見ッてことで!」

条野「ふふ、負けました。次は無いですよ。」

マユ「あはっ……次はない……ねぇ。」

来夢「……あ。」

マユ「え」

胸にナイフが刺さってる。かなり太いものだ。軍事用?

来夢「ッ……!」

マユ「来夢……何故だ。」

来夢「良いじゃ……ない。」

マユ「……あー、イラっとする。」

来夢「……大丈夫だし。」

ーー

冬華「んー、今日もいい天気だねぇ。」

太宰「……本当は歩けるだろうに。」

第42話→←第40話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:文スト , 魔法少女サイト , 日常系   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。