検索窓
今日:5 hit、昨日:20 hit、合計:5,390 hit

第27話 ページ30

魔人「人は……罪深く愚かです。」

…とりあえずこの会話は向こうにも届いてる。

『先輩、奴が話し終えたら撃ちます。』

魔人「策謀と知りながら殺し合うことを止められない。誰かが罪を浄化しなければなりません。」

冬華「……難しいことばっかり言うね、お兄さん。」

魔人「故に僕は本を求めるのです。」


『そろそろ撃ちます。よろしいですよね?……最悪治癒ステッキとやらで__』


冬華「……ん。」

魔人「……このように。」


彼の言葉を合図に2発の銃弾が太宰に向けて放たれた。

太宰「…狙撃手……私の攻撃も…予想済みか。」

冬華「……治。あとは私に任せてね。そろそろ探偵社員でも来るでしょ。」

太宰「まさか……。」

魔人「貴女……確かマフィアの……。」

冬華「はい、幹部代理です。」

魔人「……しかも2発…。」

冬華「理解できましたぁ?……貴方は本でどうしようと?」

魔人「そうですね……異能者のいない世界を作ろうと。」

冬華「まぁ素敵!異能者がいなければ私たちも安泰だわ!」

魔人「……私達?」

冬華「はい、魔法少女です。」

太宰「冬華……。」

冬華「……治、まだ何かある訳?」

太宰「……矢張り、昔と大違いだ。」

少しは大人になったが、目の奥の光は何も変わっていなかった。
久々に再会した時の。

冬華「貴方……早くお行きなさい。」

魔人「なぜ?」

冬華「貴方のその計画に乗った。頑張って本を見つけて。」

魔人「……ええ、必ず見つけます。」


国木田「太宰っ!」

冬華「思った以上に早いな。少し遅らせよう。」

来夢「了解……異能力___氷山。」

冬華「何秒で壊して治を助け出すかな?」

双葉「太宰さん、すいません。暁の鐘。」

太宰「……どうかな?ウチの社員は優秀さ。」

智花「…心配しないで。出血の時間を遅くした。結城、人虎だ。」

結城「わかってるよ!先輩、早く彼氏さんを!」

冬華「わかった……マユ。」

マユ「やっと出番か。……絨毯に乗りな。近くの病院まで運んでやる。」

冬華「有難う。」


中島「だ、太宰さん!!」

国木田「くそっ。」

中島「……どうします?相手はマフィアですよ。」

国木田「……くそっ!…一旦引こう!」

中島「太宰さんは!?」

国木田「……仕方ない。冬華を信じるしか……。」

中島「ッ……、」


智花「私達も退くぞ。指示を仰ごう。」

結城「そうね。」


双葉「私病院へ向かいます。拠点で会いましょう。」


ナナ「邪魔者は、どんどん消しちゃって〜」

第28話→←第26話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:文スト , 魔法少女サイト , 日常系   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。