第14話 ページ16
友人(良いところのお嬢様らしい)立派なお墓を譲り受けた。
急のことだったので大変だった。友人も使わないということらしいので
冬華「……よかった、これでゆっくりできるね。」
今日からゆっくり過ごすことにする。
やはり、独りぼっちは嫌だなあ。
魔法少女って何だろう、そもそも私は……。
そう考えた。何時間も。
ずっと。
お兄ちゃんとの日々が忘れられない。
ねえ、お兄ちゃん。私はなんで……生きていたの?
あの時、あの人が……撃たせてくれなかった。
きっと、こんなこと言ってもお兄ちゃん怒るしな。
私は迷いに迷った末、睡眠薬を飲んで眠ることにした。
その中で、夢を見ていた。
楽しかったこと、つらかったこと、悲しかったこと、痛かったこと。
お兄ちゃんへの、忘れられない×を。
数日間眠っていた私を迎えにくる人はいない。
探してくれる人もいない。
----
-----
かれこれ数年がたった。
今まではマフィアの一員として……中也幹部の補佐として調査に色々忙しかった。
今日はとあるカフェ
管理人に魔法少女が紹介された。
そこでは女の子が3人座っていた。ふと、わたしを見つけると嬉しそうに手を振った。
マユ「おーい!こっちへ来なよ。冬華!」
冬華「黒髪の方が梅田マユさん。水色の髪の毛が柳原さん。」
マユ「すげえな。」
真緒「さすがですね、星座の紋章だよね。万だよね、管理人。」
小華「私は崎山小華というの。よろしくね。」
冬華「よろしく……ね?」
小華「さてさて、今日は先輩たちの奢りだからね。好きなもの頼んでいいよ」
冬華「ありがとうございます。」
マユ「あんたのことは管理人に聞いた。逆にあんたもあたしらの話聞いたわよね?……同じ少女として仲良くしましょう。」
冬華「はい。」
その後連絡先を交換し彼女たちと別れた。
その後、私は兄の墓へ行く。
小華「じゃあまた今度ね!」
冬華「あ、矢っ張り真緒ちゃんをお借りしてもよろしくて?」
真緒「え?あたし?」
小華「ええ、いいけれど……。」
冬華「一緒にお墓参りの……付き添いを。」
真緒「いいですよ。」
2人で行く理由なんてないのだがただのコミュニケーションをとるためだ。
2人には今度遊んでもらおう、と思ってる。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時