偽りの恋人がどうやらマフィアに居るらしい【中原中也】

5:謎の夢と幹部の悩み ページ7

A｢又変な夢を見てしまったな………｣

最近………というか、一寸前からよく見ている謎の夢。

其の夢には、見た目中学生位の黒髪の女の子とその子と同い年の位の男の子。

誰かと確かめようと近付くも、何時も其処で夢が途切れてしまう。

A｢私の夢によく出て来ると云うことは＿＿＿＿＿＿何かのメッセージ？｣

そんな莫迦な。

此は唯の夢だ。うん、夢。

気にする事なんて無いんだ＿＿＿＿＿＿

*

中也｢はぁ………どうすッかなァ……｣

中原中也は一人、悩んでいた。

其れは＿＿＿＿＿＿偽の恋人、Aの事。

彼女とは直ぐに打ち解けると思ったが、此が中々打ち解けられない。

まるで、中々解けない氷みたいに。

二人の間には今、壁という壁が隔ててある。

自分の悩み解決の為、今まで関わった事が無かったAにフリをして貰うも中々上手くいかない。

？？？｢なーかはっらさん!｣

中也｢あぁ、小山か。どうした？｣

中也の目の前に現れたのは＿＿＿＿＿＿Aと同じ女性構成員の小山弥生。

小山｢中原さん、先刻から俯いておられたから………心配で。｣

中也｢心配為てくれて有難な、俺は大丈夫だ。そう言えば首領に呼ばれてンだろ？｣

小山｢そう云えばそうでした！其れでは!!｣

中也｢あぁ、またな｣

中也は小山に向けて手をヒラヒラとさせながら自身の執務室に向かった。

6:知っても意味ないし→←＊

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