19.暇な休日 ページ22
そんな話をしていたのはまだ朝だったわけで。
それに今日は幼稚園も休み。
周ちゃんに会いたい〜!
こんなことなら家聞いとけば良かったよ。
…
…
…
…………暇だぜ。
さあ、暇だぜと言っている私、どんな場所でどんな格好でどんなことをしているかと言いますと、
あの無駄に広い2階の恵瑠たちの部屋のソファの上で、やく大の字で寝っ転がって、そこら辺で遊んでるリョーマたち4人を眺めてるんだよ
リョーマたちと遊ぼうかとも思ったけどさ、
あいつら酷いんだぜ、ずっと4人で遊んでんだよ。まぁ、確かに?年はリョーマ立ちに比べればは少し離れてるけどさ、流石に無視とか酷くね?
ミーン
ミーン ミーン
ミーン ミーン ミーン
あ"ぁ"〜うるさいっ!
今の季節は真夏の8月、この季節でうるさいと言えば、そう、蝉である。
本当にうるせぇよ。
なんか最近口悪くない?とも思うだろうが、気にしないでくれ。
はぁ〜、暇だからお菓子食べよ。
そして私はソファから起き上がり、お菓子が溜まりに溜まっているであろう台所のお菓子専用棚まで行く。
ただ、行くまでが結構長いのよね
なんでこんな広くしたんだろ。
まぁ、マシなほうか、私のお父さんよりも金持ちはいっぱいいるはずだ。そう考えたらそいつらの方が絶対家広いに決まってるぜ!
とか思っていると台所に到着。
そしてお菓子の棚に手をかけて開く。
貴「な、なんだと……、何故だ、何故ガムと飴の籠が空っぽなんだ!」
そう、別のお菓子はいっぱいあるのだが、唯一ガムと飴の籠が空っぽなのだ。
あ、そういえば昨日、最後のガム食べたような
あれれ?これって自業自得ってやつ?
しょうがねぇ、買いに行くか。
さあ、近所の駄菓子屋さんにレッツゴーだ!
そうと決まればお母さんに言って……
あ、忘れてた。お母さんあれじゃん、ほらアレ
仕事だよ。
お父さんも仕事行ってるし、倫子おばさんも仕事だし、南ちゃんは……あれ?今日朝から南ちゃんのこと見てないような。
………探すか
とりあえずリビングから、大体そこにいるよね。
いや、でも今日は自分の家にいるかな?
そしてリビングの扉を開ける。
なんだ、やっぱ居たわ
南ちゃんは何やら読んでいる様子で
貴「南ちゃん、ちょっと駄菓子屋行ってくるから」
と、いうと南ちゃんは顔をこちらに向けることなく、親指と人差し指で輪っかを作っていた。
オッケーって意味ね
貴「んじゃ、いってきまーす」
と言って玄関から出て駄菓子屋に向かった。
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時