私の新しい物語【おそ松さん】

おそ松さん ページ29

おそ松side

あ〜パチンコ行きてぇ。
でも金がねぇ。

あ〜Aに会いてぇ。

「会いてぇなぁ。Aに会いてぇー！！」



「っるせぇわ！そんな大声で呼んでもAちゃんはこねーよ！」


俺がゴロゴロしてAのことを考えているとチョロ松の奴が横やりをいれてきた。


「えっ!?俺声に出てた!?そっかぁ、声に出てたかぁ。そっかそっか…。あー会いて。」


「え、それ本気で言ってるの?だとしたら凄く怖いんだけど。」


「んだよ、お兄ちゃんをそんな引いた目で見て。チョロ松も思ってんだろ?Aに会いたいし、会って―――やら――――やらやりたい！って。思ってんだろ！シコm」


何故か思い切り平手打ちされた。
すっげぇ痛いんだけど。


「あー！！お兄ちゃんをぶったな！折角チョロ松の心を代弁してあげたのに…お兄ちゃん悲しいよ。」


「うるせぇよ。昼間からそんな事いってんじゃねぇよ!…そりゃあ、Aちゃんには会いたいけど……べ、別にそんな事は思ってないし……！」


「へぇ…?そうなんだぁ。…俺は思ってる！」


「んなこと知らねぇよ！てか、Aちゃんは仕事中でしょ?何の仕事か聞いてないけど余程運がないと会えないでしょ。」



「だよな〜｡……よし、チョロ松♪金頂戴っ。その金でパチンコいって運試ししてくるからさ〜。」


「はぁ!?何バカなこといってんの？お前にあげる金何てねーよ！」


「ケチ。え〜何か〜今日のチョロ松さん冷たい〜。」



体をくねらせてあざとくしてみたものの、即座に気持ち悪いと言われた。


ほんと今日のチョロ松冷たくない!?!?




何かあったのか…?


……ま、どうでもいっかっ♪




「あーあ！チョロ松が金くれないからお兄ちゃんパチンコにも行けず暇になっちゃった〜。あーあ、パチンコ行けないけど暇だし散歩行こ〜。」


「何で僕が悪いみたいになってんのさ…。」


そう言って部屋から出ていこうとし、ちらっと顔を出して最後の一押しをしてみる。


「あーあ、金がないn「やらねぇよ！！」




「ケチ。」



んだよ、金くれたっていーじゃんっ！


あーあ、散歩っつてもどこに行こ。

会えないかなぁ、Aに。




俺はふらふらと適当に歩いていった。

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