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No side
「あはー……。」
「十四松兄さんナイス!」
「ナーイス……。」
十四松が後ろから包み込むようにAの耳をしっかりと塞いでいた。
そのお陰でAには何も聞こえていない様子。
上三人がトト子を落ち着かせたとわかった十四松はそっとAから離れる。
「ふぅ……Aちゃんごめんね……?」
『い、いえっ……。でも何故十四松さん……トト子さんは何て……』
Aは未だ困惑しながらも何を話したのか気になり訪ねるとトト子は素直に答える。
「Aちゃんもニーt「俺達みたいにトト子ちゃんの事をトト子ちゃんって呼んで欲しいんだって!ね!トト子ちゃん!」」
「何でおそ松君遮るのよ!…でも、まぁそう言うことよ!」
『トト子さんの事を……。えっと……と、トト子…ちゃん……?』
Aは少し顔を赤らめ、下から見上げるように恥ずかしそうに名前を呼ぶ。
一人を除いてその場に居た皆が同じ事を思った。
((え、くっっそ可愛いんだけど。))
一人トド松は(あぁ、やっぱり初々しくて可愛いなぁ)と再度見られて微笑ましく見つめている。
「何皆して鼻の下伸ばしてるのよ。今日からAちゃんはトト子のになったから六つ子達、とらないでね♪」
トト子はそう言うと、Aの腕を引きぎゅっとくっつく。
『えっ…!?と、ととトト子…ちゃん……??』
「「え〜〜!!!!」」
「しかし、ビューティフルな女神同士の戯れさいっこうだな。」
「確かに!」
「確かに……。」
Aは少し困った様子だがどこか嬉しそうで、トト子もとても良い笑顔を見せている。
その様子をトド松はこっそり写真に収めた。
「あ〜!トド松、俺にもその写真ちょーだい!」
こっそり撮ったはずなのにすぐにおそ松に気付かれ広まる。
沢山写真で盛り上がり、最後に皆で写真を撮った。
「ほら、行くよ〜。ほら、一松兄さんちゃんと入って!……はいっ、チーズ!」
皆個性豊かにポーズを決めとても良い一枚になった。
この写真は六つ子、A、トト子皆の宝物となる。
――――――――――――――
(ここに来て初めての女の子の友達……トト子ちゃん………嬉しいなぁ……ふふ。)
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もなか。(プロフ) - たけまなさん» たけまなさん初めまして、もなかと申します。嬉しいお言葉ありがとうございます…!!では今後も楽しいお話がかけるよう頑張ります…! (2020年10月26日 21時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
たけまな(プロフ) - 初めまして、たけまなと申します。一気に今日まるごと読んでしまいました!(笑)とても面白いです、楽しく読ませて頂きました!今後も応援させて頂きますね(^o^)! (2020年10月26日 18時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - グリノワさん» ありがとうございます!ご期待に応えられるよう頑張りたいと思います…! (2020年10月21日 23時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - もなか。さん» それは良かったです!先程はなんだか気分が落ちているように見えたので何かしたのかなと思ってしまってました。でも何事もなくて本当に良かったです!これからも楽しみにしてます!今の時期は油断大敵なので、適度に休みを入れつつ更新頑張ってください! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!極力沢山お話が進められるよう頑張りますね。 (2020年10月21日 19時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか。 | 作成日時:2020年10月13日 1時