雨が嫌い【国見英】

冷たい雨 ページ10

『…』

及川｢ちょっと！Aちゃん！｣

『あっはい！なんですか？』

及川｢なんですかじゃないよ！ボーッとしてたら危ないでしょ！｣

『えっあっすみません…』

及川先輩に言われるくらいにボーッとしてたのか(失礼)

『気をつけますね！』



とは、言ったものの…


『わっ！すみません！』

花巻｢へーき、へーき！｣

ドリンクを落としたり…

『…い゛っ…』

岩泉｢すまん！大丈夫か？｣

『は、はい…大丈夫です…』

流れ弾に当たったり…

金田一｢お前…今日、どうした？｣

『え？べ、別に何も…』

金田一｢いや、明らかにおかしいだろ…｣

『そう？気のせい！気のせい！さっ！早く練習しろ〜！』

金田一｢あ、あぁ…｣


私、どんだけ気にしてんだよ…


国見だって男子高校生だ…好きな人くらいいるよ…



『にしても、年上かぁ…』

国見｢何が年上なの？｣

『え？く、国見！』

『なんでここに！練習は？』

国見｢あまりに今日、おかしいから及川さんがドリンク手伝ってやれって｣


そ、そんなにやばかったのか私…


でも、なんで国見やねん！なんで、悩みの種が…


国見｢ドリンク運ぶよ｣

『え！だ、大丈夫だよ！』

国見｢いや、手伝うために来たから｣

そう言うと国見はドリンクが入ったカゴを軽々と持ち上げた

ちゃんと男子なんだなぁ…


国見｢お〜い、置いてくよ｣

『わっ待って！』





『国見…』

国見｢ん？｣

『ありがとね』

国見｢…別に…みんなに言われただけだから…///｣









可愛すぎ

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