幼馴染は頑張る【ハイキュー!!】【音駒】

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貴女side





「お、Aか。お疲れ様。」


『ﾊｯ……澤村さんこそお疲れ様です！！』


「ははは、ありがとう。」





その笑顔が眩しいです。

好きです。←





『と、ところでこんな所で何を？』





もう消灯時刻にはなっているし

ここは１階で烏野高校が寝泊まりする部屋は３階だ。





「あ、いや……大したことではないんだけどな、
明日の事で武田先生とコーチに伝え忘れがあって
早い方が良いかと思って探してたんだ。」


『あー……あの人たち呑みに行きましたよ。』←


「呑み……なら明日にするか……」


『この近くの居酒屋なので
行こうと思えば行けますけど……』





高校を出てすぐに居酒屋があるのは

どうかと思うけどな！！しょうがないよな！！←





「いや、夜に出歩くのは危ないし大丈夫だ。
……Aは何をしてたんだ？」


『…………』





校内徘徊してたとか言えないよね。←





「……言えないのか？」


『ちょ、ちょっと暑くて……？
涼みに来てたというか…………』


「そうか。
消灯時間は過ぎてるんだから早めに戻りなさいよ？
ま、今回は俺自身にも言えるけどな。」





はは、と爽やかに笑う澤村さん。

何だよただのイケメンかよ。





顔に出さないように悶えていると

ポケットに入れたスマホが着信を知らせる。





『……ゲッ、』


「どうした？」


『猫又監督から電話…………
絶対この人酔っ払ってる…ヤダ…出たくない……』


「と、とりあえず出なさい。
何か違う用事かもしれないから！ね！」





澤村さんが言うなら仕方ない。

覚悟を決めて通話ボタンを押す。





『もしもし。水瀬ですが、』


〔おぉう、水瀬かぁ！あっはっはっは、はは、
今な、武田先生達と呑んでんだがなあ！
繋心と直井が潰れっちまってなあ！はっはっは！〕





笑い上戸かよ。

猫又監督、アンタ…………

酒呑んで生徒に絡むなよ…………





『……はい。』





スピーカーにしているので

目の前の澤村さんも苦笑いしている。

そんな顔も素敵ですよ。←





〔迎えに来てくれや、〕


『迎えって……そのお店近いでしょう？
酔い醒ましに歩けば良いじゃないですか。』





そもそも大の大人を運べる訳ない。





〔良いじゃねえか、直井か繋心のどっちかを
見てやってくれれば良いからよ、〕

〔アンタ音駒のマネージャーなんだってねえ！
あっはっは！会ってみたいわあ！〕





誰だこの女の人。←

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