幼馴染は頑張る【ハイキュー!!】【音駒】

・ ページ18

no side





「ええなぁ新幹線乗るん？」


『行きはバスで節約したからネ！』


「バス！？」


『夜行バスで来たの♡』





バチン、とウインクをかますA。

こなれてやがる。←





「A、また来てな。」


『うん！信介君も東京来たら観光案内するからね！』


「北さんずるいっすわ！
俺も！俺も行ったら案内してな！？」


『おーおー皆まとめて案内したるわ。任しとき。』


「よっ、男前。」


「旨いもん巡りでもしよや。」





ワイワイ騒ぐ２年(主に宮侑)を北が諌めて

Aは改札を抜ける。





『皆またねー！！練さん達にもよろしくー！！』


「またなー！」


「気を付けてねー」


「ほななー」





２年組(主に宮侑)は元気よく手を振り

角名と治は普通に手を振る。





北は軽く手を挙げAを見送った。





そもそも、このメンバーが手を振ったり

女子と仲良くするのは珍しい事だがまあいいや。←





「北さん北さん！
Aってほんまにバレーやってたんすね！
めちゃくちゃ有名人ですやん！」



「ツム昨日ずっと調べとったんですよ。」



「Aは小学校の頃からバレーしててん。
他にも色んなスポーツしてたんやで。」



「例えば何です？」



「水泳、陸上、サッカー……ミニバスに空手。
テニスと剣道とあと何やったかな……
基礎ばっか学んでた言うてたから
大きな記録は残ってないと思うけどな。」



「「「バケモノ。」」」



「本人が居らんとこでそんなん言うたらあかんよ。」



「「「すんません。」」」







とりあえずAはバケモノだった。←

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す