師範を嫁にしたい【鬼滅の刃】【宇髄天元】

陸 ページ8

貴女side




『さてさて……どこに誰がいるのかな』




さっきからカサコソカサコソ動き回る

確実に鬼の手先であろう蜘蛛を潰しながら進む。




「う……うぅ……」




小さな呻き声が聞こえ足を止める。

どうやら鬼殺隊員のようだ。




『君、少し話を……ってうわ、』




何だよ！？何で斬りかかってくるの！？

危ないじゃん！！駄目だよ！？そんな事しちゃ！！←




「に、げ……逃げて、」

『んー……操られてるのね』

「そう、だから、早く……！！」




血だらけで刀を振るう姿は凄い迫力だね。←




『舐められちゃあ困るなぁ』




仮にも"礎"だ。




『よっ……と』




背中と腕に絡みついている蜘蛛の糸を斬る。

そのまま倒れ込む少女を受け止め抱え上げる。




「あ、あなた……何者……？」

『階級"礎"。樹ノ守A。さぁ君は逃げなさい』




軽く地面を蹴って山の出口へ駆ける。




『ここなら蜘蛛もいない。早く』

「礎……あ、ありがとうございます……！！」




よろけつつも走る少女。

あの様子ならまあ……ある程度は逃げれるかな。




私は再び地面を蹴って山に駆け込む。

鼻が利かないなら耳と目を使おう。









.










.









『全集中…木霊の呼吸【漆ノ型・芝蘭玉樹・感(かん)】』

漆→←伍

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す