伍 ページ7
うおぁぇおぅお!?←
順位ありがとうございます!?
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no side
『やだよ』
「そんなこと言わないで下さいよぉぉぉ!!
俺いつ死ぬか分かんないんですよ!?
歳上の女性とかめっちゃ安心するし!?!?
元・柱とかもう運命じゃん!!(?)
だから!結婚!して!下さい!!」
Aはポン、と善逸の頭に手を置く。
「?」
『君と結婚はしない。
じゃ、そゆことで。頑張ってね♡』
善逸がまばたきをする一瞬間で
Aは那田蜘蛛山へと駆けていく。
「待っ……!!置いてかないでぇぇぇぇ!!
い"や"ぁぁぁあああぁぁぁぁ(汚い高音)」
そんな善逸を置いて走るA。
内心は心臓がバックバクである。
…………決して照れている訳では無い。
むしろ逆。怯えに近かった。
『ノリで言っちゃったよ……女って……
手……いや……まだ、子どもだからね、うん……』
ぎゅ、と羽織の裾を掴みながら走る途中
頭上から「阿呆」という声が降ってきた。
『阿呆とは何だ阿呆とは。……彩雲』
「阿呆だから阿呆なんだよ。Aは。
今からお館様に那田蜘蛛山に居ると報告に行く。
…………天元に伝える事があるなら伝えるぞ」
最後の言葉にAは立ち止まって目を見開く。
『……察しが良すぎてもはや怖いなぁ彩雲。
"帰ったら慰めて"って言っておいてよ』
「分かった。それよりA」
『ん?』
ギロッと効果音がつきそうな目付きで
彩雲はAを睨む。
「いつになったらその口調は変わるんだ?
もう二十八だろ?オトナの女性だぞ。早く
『あれ?ここにもお母さんがいる!!』←
「つつかれたいか?」
『滅相もない。冗談でございますです』←
乾いた笑いを浮かべて手を振るA。
『……ま、そろそろ戻さないとね。
天元のおかげで大分…恐怖は薄くなってる
先程までの乱暴な言葉遣いではなく
落ち着いた声音と女性らしい話し方に変わるA。
「……普通にしてれば美人なのにな」
『一言余計だぞ鴉』←
「カア、阿呆は阿呆のままだな。
俺はもう行く。…………死ぬなよA」
『…………まだ死ねないよ』
ニッ、と唇を横に引いてAは笑う。
それを見届けた彩雲は再び夜空に溶けていった。
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沙羅(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!!宇髄さんカッコイイですよね……!!もっとカッコイイ宇髄さんを書けるよう頑張りますので、ぜひ続編の方もよろしくお願いしますー!! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - コメント失礼します!宇髄さんは私の推しなので、すんごいかっこいいなあ…。とか思いながら見てます!頑張ってください! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 4db94b3ad0 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - めぐちゃんさん» コメントありがとうございますっれ分かります…宇髄さんカッコイイですよね!もっと夢主を素敵な女性に書けるよう、頑張りますね! (2020年1月11日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃん - コメント失礼します!!宇髄さんはカッコいいし夢主ちゃんもかわカッコよくて面白いです。頑張って下さい! (2020年1月11日 0時) (レス) id: 0087c5132c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年12月29日 21時