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8話 ページ8
「A殿はその、好いている御人などはおられるのか？」
颯馬君が何か言い出したぞ。
好きな人......。
「...いるよ」
「！！」
そう呟いた瞬間、颯馬の目には期待の光が宿る。しかしそれはすぐに消え去った。
「蓮巳殿...」
「え...？」
颯馬は小さく小さく呟いたが、？を浮かべるAの方に顔を向けると何でもないのであると笑顔で言った。
そして足早に部屋を去って行ったのだった。
─────────────────────
「くろー！あれ？」
大声で叫びながら教室の扉を開けると空っぽの空間に私の声だけがこだました。
「紅郎ちんなら購買にいったぞ？」
「うわぁ！なずなくん！」
いきなり後ろから声がしたので思いっきり驚いてしまった。
「購買か、ありがとう！」
「このくらいお安いご用だぞ！Aちん」
私は急いで購買に向かった。
続く
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水無月のぞみ - 紅月Pなので嬉しい♪更新待ってます！ (2022年3月18日 8時) (
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作者名：晴秋 | 作成日時：2019年8月26日 22時
