#12 ページ14
『あの、夜久さん。』
「ん?なんだ?」
『俺の声のこと誰にも言わないでください』
と、かろうじて聞こえるようなボリュームで言う。
「コンプレックスとか、なんかだろ?
平気だ。言わない。」
『ありがとうございます』と言って、俺は頭を下げた。
『ところで、夜久さんはサボりですか?』
と、俺は聞くと「おう」と笑って返してくれた。
「ちょっと眠くて」
『夜久さんも不良ですか?』
と、からかうように聞くと「お互い様だろ」と返してきた。
まず、オカンなのにサボってもいいのだろうか。
そんな、考えはすぐにやめ俺は寝っ転がった。
『俺、寝ますね。』
と、言うと優しくおやすみと言ってくれた。
そして、俺はゆっくりと瞼を閉じ
眠りについた。
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夜久side
瑞月が眠ってしまった。
瑞月は、同性の俺から見ても顔が整ってて、イケメンっていう分類のヤツなんだなって思ってる。
てゆうか、寝顔が女っぽい――――
いやいやいや。俺どんだけ瑞月のこと見てるんだよ。
相手、男だぞ?
俺はホ〇じゃないし。
ホ〇じゃないし。
でも、声といいこの顔といいよく考えてみれば女かも知れない。
と思っていたら、『んん』と言って、瑞月が寝返りを打った。
床コンクリートだから痛いだろうに。
プチッ
と音がする。
俺はなんの音かわからなかったが瑞月の方を見た。
そしたら、黒い髪の下から銀色の髪がチラッと見えた。
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しん(プロフ) - 黒龍さん» コメントもご指摘もありがとうございます!直しますね! 更新遅めですがお待ちください! (2017年8月24日 11時) (レス) id: 9e835b5eea (このIDを非表示/違反報告)
黒龍 - #8だけ、夢主君の一人称が 私 になっています。更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 5be32368dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しん | 作成日時:2017年4月25日 21時