【魔主役】鏡使いの悪魔学校生活:VOL.16【魔入間】

第765話🦇詳細不明 ページ49

*ミラ side*

「収穫祭中、ただでさえ過酷なサバイバルでストレスが溜まり……その上さらに化粧は崩れ、髪や肌は汗でベタつくとなれば、女の子たちは不愉快極まりないだろう。そこへサッと……」

ウツの脳内映像がなんか見えた気がする。要するに、サバイバル女子たちが喉から手が出るほど欲しい品物をエサに誘惑すると……………清々(すがすが)しいほどのクズやな！！(満面の笑み)

「これでイチコロよ……」

「そうやってTAに引っかけるんやな…悪い男や……」

ワッルイ顔でニヤつくウツに向かって告げられたシャオロンの言葉に、アタシは首を傾げる。

「てぃーえー……って何？」

「え？ お前、大先生から聞いて＿＿＿」

「あーあー！！ ミラちゃんは気にせんでええよ〜！」

何やらやけに慌てたように遮ってきたかと思うと、ウツはシャオロンの肩をガシッと掴んでアタシに背を向けた。


「何やお前、ミラに自分の家系能力のこと教えてないんかい」(小声)

「言えるわけないやろ本命の子にッ！！ 洗脳系の能力なんて、そう簡単に受け入れてもらえるようなモンやないねんぞ!?」(小声)

「えぇ〜？ ミラなら大丈夫やと思うけど……まぁ、お前がそこまで嫌なら黙っといたるわ」(小声)

「ありがとシャオちゃぁん……！！」(小声)


……何コソコソ話してんねん、アイツら。(※一切聞こえていません)

「って……ロボロくーん？ なーんでお泊まりセット詰め込んでんの〜？？」

まんまとウツの意見に流されてしまったのか、ロボロは収穫祭用の荷物にお泊まりセットを追加していた。大丈夫かコイツ……ま、このままいったほうがおもろそうやから止めませんけどw←

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