【魔主役】鏡使いの悪魔学校生活:VOL.16【魔入間】

第744話🦇即落ち確信犯 ページ28

*ミラ side*

「お前かシャオローーーン！！！！」

詰め寄ってきたウツたちに怯(ひる)むこと無く、シャオロンはニヤニヤと確信犯の笑みを見せる。

「学校で局部丸出しすんなよお前ら〜w」

「してねぇわ！！ 早く術解けや！！」

「え〜〜、どうしよっかな〜〜〜〜」と言いながらゾムのモザイク乳 首をつつくシャオロンに、アタシはつい悪ノリしてしまう。

「アタシはもうちょいこのままでもええけどなぁ〜？ ちょーおもろいし☆」

「お、ミラがそう言うんなら……」

「余計なこと言うなミラさんッ！！！」

ありゃ、トン氏に怒られてしもた。知ったこっちゃねーけどw←

「まぁ冗談はさておき、シャオさんや。みんなにかけたこの魔術、いったい何ですの？」

「冗談に聞こえんかったぞ……」というトントンの呟きは華麗に無視し、アタシはシャオロンの返答に耳を傾ける。

「コレはねぇ、モザイクをかける魔術〖不明瞭(モザイック)〗！ エミさんの魔術書に載ってたから教えてもらってん」

「あの悪魔(ヒト)が一枚噛んでたんかいwww」

「なんてニッチな魔術を……」

ていうか、いつの間にエミ兄やんとそんな仲良しに……やっぱコミュ力イカレとんなコイツ。(※特大ブーメラン)

「おもろいから今日はコレで遊ぼうと思って……痛(い)だだだだ！！」

トントンに怒りのヘッドロックをかまされたシャオロンは、「わかった解くから！」と喚(わめ)く。情けなくて草。←

「ざまぁ」とゲス顔をするウツの横で情けないシャオロンの姿をス魔ホに収めていると、不意にポツリとゾムが呟いた。

「まぁ確かに、おもろい術やな……」

「あら、なーんか悪いこと思いついた？」

期待を込めて顔を覗き込むと、ゾムはパッと笑って答えた。

「おう！ 良いこと思いついたぜ！ この術を使って……！」

ゾムの思いつきにより、〖不明瞭(モザイック)〗を利用してクラスメイトたちにイタズラを仕掛けることになった。楽しみやわ〜♪

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