第718話🦇対照的な弟弟子 ページ2
*ミラ side*
本日の放課後メニューは、シチロウ先生と共にアリス&サブロくんの監督係をこなしていた。
「うんうんッ、2人とも段々息合ってきてるで! お姉さん嬉しいわ〜!」
「本当か!?」
「うおいッ!! なぜキサマに姉ぶられなければならんのだ!!」
アタシからの称賛を純粋に受け止めてくれたサブロくんとは対照的に、アリスは不愉快そうに声を上げる。
「え〜? そりゃあなんたってアタシ、2人の
わざと強調して言ってやると、アリスはさらに顔をしかめた。あ〜、ホンットイジり
そんなふうに2人と楽しくおしゃべりしていると、不意にアタシのス魔ホから通知音が鳴った。
ス魔ホを取り出し見てみると、トントンからメッセージが来ていて。
トントンいきなりすまん。時間あるなら、ちょっと師団室来てほしい
トントン使い魔のことで相談があるんや
あのトントンが、使い魔のことでアタシに相談……? ようわからんけど、ちょっと気になるな。
「シチロウ先生ー、アタシちょい用事できまして。抜けちゃっても大丈夫ですかね?」
「うん、大丈夫だよ。今日も来てくれてありがとう。ほら、2人もお礼言って!」
シチロウ先生に促され、サブロくんは満面の笑みで、アリスは苦虫を噛み潰したような顔でそれぞれ口を開く。
「ヌシのアドバイスはどれも参考になるからな! 感謝するぞ、ミラ」
「ぐぬぬ…か、感謝…してなくもないッ……」
「いや〜、ホンットサブロくんは素直でええ子やねぇ! それに比べて……アリスく〜ん? 声ちっさすぎて聞こえんかったんやけど、もう1回大きな声で言うてくれます〜??w」
「キッサマ〜ッッ……!!! 調子に乗っていると燃やすぞ!!」
「こら!! 危ないよアスモデウスくん!!」
「あっひゃっひゃっ!!wwwww」
シチロウ先生に怒られながらもアタシに向かって火球を投げつけてくるアリスに爆笑し、アタシは満足して訓練場を立ち去るのだった。
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空文 晴霧(プロフ) - ぎおののーとぱそこんさん» コメントありがとうございます! アズくんとの絡みは私もめちゃくちゃ楽しんで書いてます(笑) ファンクラブ立ち上げましょう!!\( `꒳´ )/ これからも応援よろしくお願いします! (2023年4月7日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぎおののーとぱそこん - 二回目のコメント、別機種から失礼します〜ミラちゃんと魔主役もやが、魔入間たち(とくにアズ君)の絡みが…神…。ミラちゃんと我々怪盗団…最高っす…悪魔ミラちゃん、性格が素晴らしい…ミラちゃんファンクラブ立ち上げたいっすわ…。陰ながら更新応援してます!! (2023年4月7日 3時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!! ギャップの女・ミラちゃんですからね( *¯ ꒳¯*) 収穫祭編も気合いを入れて書きましたので、皆様にお披露目できる日が私も楽しみです(*´∀`*) (2023年3月27日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 収穫祭で悪周期ミラさんが見れるのでは?と期待をしております!ミラさんの無邪気さと悪魔らしさのギャップでいつも心揺れてます〜!更新頑張って下さい! (2023年3月27日 15時) (レス) @page10 id: 925a09eca2 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» ありがとうございます!! どんどん匂わせていきますので、ご期待ください( *¯ ꒳¯*) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年3月17日 19時