(7)神様が味方した ページ9
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そしてその撮影日
私服で来てーと言われたので、各々のファッションセンスでその現場へと向かう
…が、その現場で目立つ白髪の高身長
いつもの目隠しではなく、グラサンで来ていた
『五条先生はなぜここへ?』
「もちろんこの僕も出演するため」
「ごめん先輩!五条先生聞いてたみたいで着いてきちゃった」
『いやいや、悠仁が謝んなくていいよ。
五条先生、監督に3人って言ってるので無理だと思いますよー』
「なにそれヒドイ!!」
両手を合わせて『お静かに見学していただけると』とまるで誰かのマネージャかのように言うA
こういった場面には出くわしたこと経験はあるため、その立ち振る舞いから1年生たちはAが慣れていることがよく分かった
しかし、釘崎が ん? と首を傾げる
「あれ?3人って…(名前])さん入れて4人じゃないの?」
『あ、私出ないから。サポートの方入るつもり』
「えー!Aさんと出たかったのにー」
「なんとかならない?」と聞くが、『無理だなー』と眉を下げた
けれども釘崎の願いが天に届いたのだろうか。
映画の助監督がAのもとへと小走りで駆けつけてきた
「Aちゃん! 急だけどエキストラ入ってくれる?
さっき欠員が入っちゃって、どうしても必要なエキストラだからさ」
『えっそうなんですか!りょーかいです』
「ありがとう、助かるよ。
それと… あの背の高い人もAちゃんの知り合い?」
『はい、そうです。
…あ、もしかして騒がしかったですか?』
「いやいやとんでもない!
欠員って言ったけど2人必要だったんだ、彼にも入ってくれるように頼んで貰っていい?」
Aはチラリと五条の方を見ると、やはり今の会話が聞こえていたようで、頭の上に両手で大きな丸を作って、それはもう嬉しそうだった
その様子を見て、助監督に二つ返事でおーけーする。
そこからは助監督の指示で、これから適度にエキストラの役が決められたのだった
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ほやっく(プロフ) - souさん» コメント嬉しいです〜!!読んでくださりありがとうございました!!! (2022年1月23日 10時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様です!私も恵くん大好きなのでオチが恵くんでとっても嬉しかったです!! (2022年1月22日 21時) (レス) @page40 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほやっく | 作成日時:2021年3月3日 19時