どこぞの怪盗、毎晩来るけどなんなんですか？

うちの親大丈夫か？ ページ15

―――
――――――




「―――そう。君達の意見をまとめるわ。

この上の屋上で君達兄弟がパルクールやっていて、たまたまここに着地し、その驚きでよろけ、落ちそうになったうちの子を助けた

そう言いたいのね？」


コトン…と、母の澪儺(みおな)がカップをテーブルに置く音が、静かな部屋に響く。

その母の前には、私、キッド、コナン君が正座していた。




―――そう。さっきのことの弁明だ。




「はい。すみません…」

「僕達ただ遊んでて…ごめんなさい…」

『私もびっくりして落ちかけちゃってごめん…』




勿論嘘に決まっている。


キッドは勿論変装している。
どっかの知らねえ男の姿に。


全員申し訳無さそうにしているが、嘘である。

そんな理由なわけねえだろって話だが、うちの親はワンチャン信じる可能性がある。
変なところ信じる人だから。



ガシッと二人の手を掴んだ母。


ビクリと二人の肩が揺れる。
私も内心心臓バックバク。


…もしやバレた？








「うちの子を助けてくれて有難うね…！」





心配無用すぎた。


よく詐欺にかからなかったな、我が親。















―――
寝て起きたらhit数も評価もお気に入り登録もえぐいことになってた〜…(汗)
74 票の評価、268人がお気に入り数…そして順位が現在総合2位で関連ランキング一番上！！
本当に有難う御座います…初めてこんな凄いこと起きました…！

◆→←◆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す