俺らのねーちゃん、ちょーサイキョー【東リベ】

ねーちゃん ページ9

蘭、竜胆5歳






「ねー、りんどー！」

「なーに？にーちゃん」




5歳のチビっ子蘭が積み木遊びをしている竜胆に話しかけた。


この時から2人は髪を伸ばして蘭は小さい三つ編みを姉のAにいつもしてもらっている。そんな蘭が羨ましくて竜胆も髪を伸ばして結んでもらっている。

そんなことを知らないAは2人は髪が長い方が好きなんだと勝手に自己完結していた。




「りんどー！おれ、しょうらいね！ねーちゃんとけっこんする！！」

と、ちびっ子蘭は爆弾を落とした。

それを聞いた竜胆は、プルプル震えながら

「おっ、俺もねーちゃんとけっこんするもん･･･」









______________
『っはぁー、ただいまぁー！疲れたー！！』

Aは鍵を開けて家に入った



『ん？』


いつもはただいまと言ったらお出迎えしてくる弟達が来ない


珍しいこともあるもんだと思っていると



「「お"ねーぢゃん！！」」



2人は泣きながらAに抱きついてきた




『おーただいまって、2人ともどうした！！』




驚きが隠せないA





「「ねーちゃんはおれとけっこんするよね！？！」」
『なぜ！？！』




なんでも私とどちらが結婚するかで喧嘩になったらしい。


いや、可愛いかよ


その日はみんなでお風呂に入って一緒に寝た。



結婚の返事は2人がもっと大きくなってからねと伸ばした。


ごめん、蘭、竜胆









ちなみに今でもたまーに聞かれる


「ねーちゃん、俺と結婚する気になった？」
『はい、ざんねーん。姉弟は結婚できませーん』
「ちえ、ねーちゃんの意地悪」

『･･･可愛い顔で言ってもダメだからね？』

「兄ちゃん！！抜け駆けしないでよ！！」
「仕方ないんだ竜胆。これは早い者勝ちだ」





『だからダメっつってんだろ！！てめーら！！』


2人にゲンコツを入れた






いってー

しばらく反省しろ

あれ？ねーちゃん耳赤くね？

っっ、んなわけねーだろ！！

姉ちゃん不良の時の口調になってるよ

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