第71話 死神の力発揮 ページ22
主「な、なん……っ、」
2階から高みの見物をしていたクソ審神者が、先程までの堂々たる表情は一変、あり得ないと言わんばかりに愕然としていた。
きっとこの場で私がズタボロにされるザマを見たかったんだろうけど。へっ、ざまーみやがれ。
クソ審神者の本丸の刀剣男士達は殆どが目を丸くし驚いている中、和泉守は眩しいほどキラキラとした眼差しで見ていた。そんなに見られると照れる。
敵光「蛍丸くんっ！」
敵前「逃がしませんっ！」
あ「おっと、」
もろに鳩尾に入った蛍丸という大太刀ゴリ……いや、あんな可愛い子はゴリラ扱いしちゃかわいそうだね。蛍丸君の表示は重傷、詠唱破棄で且つかなり霊圧も抑えたんだけどね……まぁ死神と同等と思ってはいけないか。
あ「君、速いね」
敵前「私より速い方は、いらっしゃいますよ！」
あ「へぇ！っと、」
敵五「負けませんっ！」
馬よりあの長谷部さんより何倍も速いだろう前田は機動を活かし、私の死角へと移動するなり攻撃を仕掛け、連携の如く休む暇なく五虎退が切り攻めてくる。
あ「おいおい、2対1……いや数人対1なんてリンチにもほどがあるだろう」
敵五「リンチじゃありませんっ」
あ「リンチって言葉わかるの⁉」
驚きながらもすばしっこい二人の相手をしていれば、虎が乱入モンスターと化し戦いに入ってきた。
あ「くそ！」
虎「ガァアア‼」
あ「破道の、」
敵五「させませんよ！」
強烈な殺気を感じ鬼道を発動させようとしたのを途中でやめ、バク宙でその場を退く。私の人間離れした身体能力にかつてない激闘なのか会場は盛り上がりっぱなし。
空中に浮いている間電子掲示板を見れば、時間も残り僅か。私が目指すは勝つ事のみ。
あ「……うん？」
そういえば、2振りほどいないな。
そう思っていれば、真下に待ち構える様にもう一人の大太刀ゴリラが構えていた。
あ「マジかよ」
敵太「薙ぎ払う」
大太刀がブンッと風を切り、風圧を乗せつつ私に迫る。和泉守兼定に霊圧を乗せ、迎え撃つ様に衝突。
流石は大太刀、攻撃力も伊達じゃないな。
しかし、この戦いの本命は大太刀ゴリラじゃない。
あ「心苦しいが、仕方ないな」
ぎちぎちと攻撃を防ぎつつ、人差し指を伸ばす。その先には風圧で舞い上がった砂埃に紛れ込み攻撃してくる五虎退と前田。
あ「破道の四・白雷」
指先から一条の雷を放ち、彼らの足元へ放ち蹌踉させてはおらよっとゴリラを蹴り飛ばし、瞬歩で光忠の背後へと移動した。
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十六夜 - えぇ、鶴丸落ちになりそうなんですが(汗)わたしは、三日月推しです！！！ (2018年5月17日 3時) (
レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続きは、まだでしょうか？早く続きが読みたいです！！ (2018年3月30日 11時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - うぉぉぉ！！！すごく面白いです！！！今後の展開も楽しみです！ (2018年3月6日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
白紫乃(プロフ) - とっても好きなお話です！更新お待ちしております！ (2018年2月21日 20時) (レス) id: 43803e668e (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - 鶴丸は、夢主が好きなんですね。でも、私としては三日月落ちがいいです！！三日月、大好きです！ (2018年1月14日 15時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコ | 作成日時：2017年8月28日 12時
